飯能を拠点に川柳の普及に貢献し、本紙文化柳壇選者としても知られる内田一彦(雪彦)氏(飯能市川寺)が3日、86歳で死去した。

 内田氏は電電公社(現NTT)入社後、初めて詠んだ川柳が新聞に掲載されたのを機にその魅力に引き込まれ、あだち川柳会(現埼玉川柳社)に入会、「雪彦」の名で作句に励んだ。

 昭和62年頃から飯能で川柳普及活動を開始し、平成5年、飯能川柳会を設立。公民館に川柳サークルを次々立ち上げ講師を務めるなど川柳文化を根付かせた。平成10年から埼玉文芸賞川柳部門の選考委員を務め、28年に県文化功労表彰を受賞。29年に飯能市文化協会の文化功労賞を受賞した。

 また、平成20年には句作活動50年を記念し、川柳句集「雪路」(文化新聞社刊)を発刊した。

 葬儀は、通夜が7日午後6時から、告別式が8日午前10時から、いずれも飯能法要殿で家族葬にて執り行われる。施主は長男の康彦さん。