日高市小中の修学旅行中止 日帰りの代替案を検討

 日高市は、新型コロナウイルス感染症拡大に伴い今年度の市立小中学校の修学旅行を中止とし、キャンセルに要する費用を新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金より補助した。

 費用は257万9000円。市議会(山田一繁議長)の全員協議会で執行部が報告した。

 日高市の小中学校では例年、修学旅行は6月から11月の間に実施され、小学校6年生が1泊2日で栃木県日光市(高麗川小は神奈川県大磯町)、中学校3年生が2泊3日で京都・奈良を訪れている。

 今年度は新型コロナの感染拡大に伴い、修学旅行の日程を9月~12月へと延期して調整を進めてきたが、コロナ収束の見通しが立たないことから、7月に中止を判断し、保護者等への通知を行った。

 市学校教育課によると、現在、修学旅行に代わる思い出作りのため、日帰りの代替案を各校で検討しているという。

 全協で執行部は、キャンセルに要する費用については、一定の期日を過ぎると経費が上がってしまうため、中止決定後、速やかに予備費で対応したと説明した。