7月から年中無休態勢となった観光協会事務所。新商議所会館1階に入居する

7月から年中無休態勢となった観光協会事務所。新商議所会館1階に入居する

 (一社)奥むさし飯能観光協会(古島照夫会長)の令和2年度通常総会がこのほど開かれ、上程された平成31年度(令和元年度)事業報告及び決算報告、令和2年度事業計画(案)及び収支予算(案)、役員改選の全3議案が可決、承認された。

 飯能商議所会館1階に事務所を開設したのを機に、観光協会はこの7月から年中無休態勢で事務所を稼働するとともに、関係者一丸となって飯能の観光資源の魅力を高め、交流人口の増大をめざす。

 前年度、観光協会は、①組織強化に関する事業②観光振興に関する事業③広報に関する事業④各種連携に関する事業を実施。①では20人の参加を得て、メッツァと森林文化都市を巡る大人旅(市街方面)モニターツアーなどを、②では3月30日~4月7日まで天覧山桜まつり、6月1日カレーフェスティバル、6月26日~7月16日まで観光飯能デジタルフォトコンテスト、7月17日飯能河原川開き、11月2~3日第49回飯能まつり、12月1日第3回パンフェスなどのイベントを開催、協力するなどした。③については、ハイキングマップの内容を見直し、サイズを変更するなどして5万部作成した。

 順調に事業展開していた観光協会だが、懸念されていた新型コロナウイルス感染症が国内でも春頃から猛威を振るい始め、その影響を受け、予定していた連携事業の3月8日の震災復興元気市、31日の飯能春まつりについては中止とした。

 飯能駅前の観光案内所「ぷらっと飯能」についても、入り込み客の減少により、来店者数が激減。3月の来店者数は前年比47・9%と大きく落ち込んだ。

 ただ、今年度については新型コロナの影響が残るものの、大通りに面して建て替えられた商議所会館1階に観光コンシェルジュ機能を備えた事務所を開設するなど心機一転。

 この節目を契機に事務所365日稼働を筆頭にして、観光客の市域滞在時間の延長を図るため、3時間で各地を周遊するモデルコースを設けるとともに、会館周辺の賑わい創出に資するため、商議所と連携し、定期的な「市(マルシェ)」の開催など、各種イベントを積極実施することなどの事業計画を令和2年度の総会に提案。

 さらに、同年度については、地域限定型の旅行業開業に基づき、募集型旅行商品を造成・販売していくとともに、市と連携してDMO法人(観光地域づくり法人)の登録申請を行うことなどの計画も提案、全会一致で承認を得た。

 DMO法人とは、地域の「稼ぐ力」を引き出すとともに、地域への誇りと愛着を醸成する「観光地経営」の視点に立った観光地域づくりのかじ取り役として、多様な関係者と協同しながら、明確なコンセプトに基づいた観光地域づくりを実現するための戦略を策定するとともに、この戦略を実施するための調整機能を備えた法人のこと(観光庁)。DMO法人として登録されることで、誘客、宿泊施設の環境整備、インバウンド対策、プロモーションなど関係省庁からの支援が受けられる。

 総会ではまた、こうした各種事業計画の催行にあたり、新型コロナウイルスの感染拡大が顕著となった場合の対応も提示。

 飯能市民の安心・安全対策として、全国的な外出自粛要請を受け、電話と窓口では観光案内を中止し、問い合わせ等があった場合は、飯能管外からの自粛を求める。特にハイキング、登山、河川でのキャンプ等で万が一事故等が発生した場合は、逼迫する医療体制に悪影響を与えることを説明し、山間地や河川の利用を控えるよう促す。

 収束後の対応については、広報宣伝活動自粛期を利用し、会員事業者等と連携して新たな観光モデルコース、募集型旅行商品を造成し、収束後の反転攻勢の準備を進める。また、紙媒体主体の広報からウェブを利用した広報に重心を移すために、サイトの設営を準備する──とした。

 2年度予算については、前年度対比767万6000円増の3873万円を計上する積極予算とした。

 (一社)奥むさし飯能観光協会役員は、次のとおり。敬称略。(任期・令和2年4月1日~同4年3月31日)

 ▽会長=古島照夫(入間漁業協同組合)▽副会長=中里忠夫(中央ギフト商事)、町田喜久男(有間渓谷観光釣り場)、駒井敏広(飯能銀座商店街)、森田美明(ぶな総合企画)、川合真吾(大和建設)▽監事=山下憲夫(いちごや)、斎藤勇(斎藤電気商会)

 【以下、常議員】

 天ヶ瀬和弘(天ヶ瀬工業)、五十嵐正則(五十嵐酒造)、鶴澤直輝(英国屋)、須藤早苗(Office Santa)、田中隆一(木澤屋酒店)、井上淳治(きまま工房木楽里)、荒井泰博(休暇村奥武蔵)、萩原栄理(木紡)、平沼庸生(ケニーズ・ファミリー・ビレッジ)、目崎昌弘(国際興業飯能営業所)、岡本恒介(KOFKA)、小谷野伸一(小谷野果樹園)、平井純子(里山こらぼ)、島崎好司(島崎塗料店)、新井貞市(白岩渓流園)、小川正義(新電元工業)、小森千亜樹(駿河台大学)、齋藤一彦(西武鉄道)、木村宗一郎(西武バス飯能営業所)、柏木宏泰(名栗温泉大松閣)、吉田久(平栗園)、武田一宏(タケショウ)、武末亮一(タケマツ)、小槻成克(飯能大通り商店街)、中久雄(飯能中央通り商店街)、矢代和久(長寿庵)、萩野伸治(能仁寺)、和泉由紀夫(飯能ケーブルテレビ)、武田一宏(飯能青年会議所)、田中幸雄(飯能信用金庫)、吉田正人(ブラウズ)、坂本淳二(ホテルヘリテイジ)、中川恵三(丸広百貨店飯能店)