大久保市長のもとを訪ねた発起人の高橋さん、吉田会長、古島会長、商店街関係者

大久保市長のもとを訪ねた発起人の高橋さん、吉田会長、古島会長、商店街関係者

 新型コロナウイルス感染症により影響を受けている飯能市内の飲食店や事業者を応援しようと、市内商店街有志による「飯能エールプロジェクト」が立ち上がり、同プロジェクト実行委員会(吉田行男会長)と事務局を務める奥むさし飯能観光協会(古島照夫会長)のメンバーが9日、飯能市役所を訪ね大久保勝市長に事業内容を報告した。

 同プロジェクトは、30%のプレミアムが付いた「エールチケット」を市民などの支援者に購入してもらい、市内の参加店舗で利用してもらおうというもの。チケットはインターネットのクラウドファンディングや観光協会窓口で販売し、8月1日~10月31日に参加店舗で利用可能となる。

 エールチケットは5000円で販売し、30%のプレミアム分を上乗せし市内の参加店舗で6500円分(1300円×5枚綴り)の利用が可能。参加店舗は利用期間終了後、受け取ったチケットを金融機関で換金することができる。

 チケットはインターネットによるクラウドファンディングで12日から、また、奥むさし飯能観光協会の窓口で7月1日から販売予定。クラウドファンディングでは、チケット販売のほか寄付(5万円、10万円)も受け付ける。

 チケットのプレミアム分やクラウドファンディング利用手数料などについては、飯能市の「がんばる商店街等応援補助金」により補助される。

 また、エールチケットには、購入した支援者が参加店舗に応援メッセージを送ることができる「エールはがき」を同封。はがきには、市のイメージキャラクター「夢馬(むーま)」や県の「コバトン」、飯能市と連携協定を結んでいる「ちふれASエルフェン埼玉」の選手などが盛り込まれた4種類があり、はがきを送った人を対象に参加店舗ごと1人にプレゼントが贈られる。

 参加対象の店舗は、飲食業、小売業、専門・技術サービス業、宿泊業、生活関連サービス業、娯楽業、教育・学習支援業、その他サービス業などで、参加資格は▽飯能市内に店舗を持つ個人事業主または中小法人▽プロジェクトを広めることで自店舗の支援者を集める意思がある▽プロジェクトの趣旨その他参加要項に同意する▽チケット利用期間(8月~10月)に営業を実施できる、飯能市外に本部があるフランチャイズに加盟していない──こと。

 店舗の参加費用は無料。9日現在で75店舗が申し込んでおり、10日で一度締め切ったが、12日から再度申し込みを受け付ける。

 商店主らとともにプロジェクトの発起人を務めるのは、飯能市に実家があり今春、大学を卒業した高橋有理沙さん(23)。地元の活性化に関心を持ち、昨年、市内商店街の活性化会議に参加。商店主らと震災復興元気市に合わせてイベントを計画していたが、新型コロナの影響で中止に。そこで今回、コロナの影響を受けた事業所を支援できないかと、商店主らと一緒に企画を進めてきた。

 高橋さんは「コロナで大変な思いをしている人が多い中、飯能市が少しでも明るくなるような取り組みになれば」と期待を込める。

 飯能市役所には実行委員会の吉田行男会長、奥むさし飯能観光協会の古島照夫会長、発起人の高橋さんや商店街有志が訪れ、大久保市長に事業内容を報告。

 大久保市長は「まずは態度で示し、一緒にやろうという気持ちが大切。市の思いと皆さんの思いは一致しており、市としても全面的に応援したい。心を一つに、コロナに負けないという気持ちで進めて頂きたい」などと述べた。

 実行委員会の吉田会長は「新型コロナの影響で商店街も大変な状況となっている。少しでも店舗の売り上げに貢献できるような取り組みとして、ぜひ活用して頂けたら」と話している。

 チケットや店舗の参加方法については、飯能エールプロジェクトのサイトhttp://hanno-yell-project.com/、問い合わせは、奥むさし飯能観光協会980・5051へ。