営業再開後、県内から来場者が訪れているムーミンバレーパーク

営業再開後、県内から来場者が訪れているムーミンバレーパーク

 新型コロナウイルス感染拡大防止のため臨時休園していた飯能市宮沢のメッツァ内にある「ムーミンバレーパーク」が4日、約2か月ぶりに営業を再開した。

 再開後、最初の日曜日となった7日には開園時間とともに県内各地から家族連れなどが訪れ、ムーミン一家の繰り広げるステージショーや、道の上空に色とりどりの傘が広がる「アンブレラスカイ」などを楽しんだ。

 ムーミンの物語を主題とするムーミンバレーパークは、昨年3月にオープンし、「はじまりの入り江」「ムーミン谷」「コケムス」「おさびし山」の4つのエリアで構成。来場者が展示施設やアトラクション、キャラクターとの出会いを通して物語の世界を追体験しながら、ゆったりと過ごすことのできるテーマパーク。

 今年3月に1周年を迎えたが、新型コロナ感染拡大に伴い3月末から臨時休園となっていた。

 営業再開にあたり、同パークを運営するムーミン物語は、県が策定した感染拡大防止のガイドライン「彩の国新しい生活様式安全宣言」をもとに「ムーミンバレーパーク安心宣言」を作成し、来場者が安心して園内を楽しめるよう感染防止策を徹底。

 当面の間、1日の入園者数を3000人に制限し、入園時にはサーモグラフィーを使用した検温を実施、体温が37・5度以上の来園者がいた場合はアラームで知らせるシステムを設置。

 来場者同士の距離が密接にならないよう、待機列にはキャラクターの足跡をイラストにした目印を置いた。

 また、園内の各施設については、ステージショーが行われている「エンマの劇場」は間隔を空けて座席を設置したほか、園内の「ムーミン屋敷」「飛行おにのジップラインアドベンチャー」「写真スタジオ」については大幅に体験人数を制限し、待機列の混雑が生じないよう各施設で利用時間帯を記載した「よやくチケット」の配布を行うなどの取り組みを行っている。

 7日は好天に恵まれ、息子夫婦や孫3人と一緒に訪れた川越市の女性(81)は、「外出自粛が長かったので、どこかへ出掛けたいと家族で相談し、密にならない場所ということでここを選んだ。孫娘はムーミンが好きなので大満足、私は緑に囲まれてリラックスできた。年代が違ってもそれぞれ楽しめるのが嬉しい」。

 妻と1歳の長男とともに訪れた富士見市の讃岐一浩さん(33)は、「小さな子どもを安心して連れていける場所を探していた。テーマパークの中でも、自然と調和している所は珍しいと思う。ムーミンの物語は子どもの頃本で読んでいた。北欧の雰囲気を味わいたい」と笑顔を見せた。

 メッツァでは、総延長約300メートルの道の上空に約2000本の色とりどりの傘を展示して来場者を迎える「アンブレラスカイ・デザインプロジェクト2020」が行われており、ムーミンバレーパークの営業再開に合わせて同パーク会場での展示がスタート。

 パーク内でのアンブレラ展示は「ムーミン谷とアンブレラ」と題し、「はじまりの入り江」エリアを抜け「ムーミン谷」エリアへ続く約200メートルに1200本の傘を飾り、湖面を照らす光の反射や太陽の光が生み出す幻想的な光景を演出。

 上空の傘の間にはムーミンやニョロニョロをはじめとするキャラクターも登場し、来場者を楽しませている。

 隣接するメッツァビレッジと合わせたメッツァ全体の感染拡大防止の取り組みとして、ムーミン物語は▽従業員の出勤前の毎日の体調管理▽従業員のマスク着用と定期的な手洗いの励行および消毒の徹底▽テーブル、ドアノブなど接触が多い箇所について、通常より頻度の高い消毒と衛生管理▽インフォメーションやレジカウンター等への飛沫防止ガードの設置▽園内の飲食店や建物入口、トイレ内に消毒液の増設▽館内の定期的な換気の実施▽ソーシャルディスタンスを保ったレジ列や席配置──に努めるとし、来園者に対しては、手洗いやマスク着用の実施、県外居住者の来場は控えるよう呼びかけている。

 営業時間は、ムーミンバレーパークが平日午前10時~午後5時、土日祝午前10時~午後6時、メッツァビレッジが平日午前10時~午後6時、土日祝午前10時~午後7時、メッツァ駐車場は平日午前9時半~午後6時半、土日祝午前9時半~午後7時半。

チケット等の情報はメッツァ公式サイトhttps://metsa-hanno.com/