ケヤキ堂が販売を行う土産品の一部

ケヤキ堂が販売を行う土産品の一部

 新型コロナウイルスの影響で各地の観光客が減り、土産品も大きな打撃を受けている。埼玉県を中心に地元の原料を使った土産品の企画・販売などを行っている日高市鹿山の株式会社ケヤキ堂(宮﨑浩一社長)は、毎週金曜・土曜日に自社を会場に「フードロス撲滅SOSセール」と銘打ち、賞味期限の近づいた土産品を福袋形式にして詰め合わせ、定価の3割引きで販売している。

 同社は、自社での企画・販売をはじめ、生産者や菓子メーカーと協力して、狭山茶、川越のサツマイモ、深谷ねぎなど地域の物産品を原料に使った多彩な観光土産品を企画し商品化。県内を中心に高速道路のサービスエリア・パーキングエリア、駅売店、地元スーパー、観光地やテーマパークなどへ卸している。

 飯能・日高でも生産が盛んな狭山茶に関連した商品は、抹茶の香りとラスクのサクサクとした食感が楽しめる「狭山茶らすく」、生地とチョコレートに狭山茶を混ぜ込みラングドシャに仕上げた「狭山茶らんぐ」をはじめ豊富なラインナップ。

 また、川越のサツマイモを使った土産品では、甘すぎず上品な味わいのスイートポテト風饅頭「小江戸川越紫いも饅頭」などが人気。

 高速道路では、圏央道の狭山PA、菖蒲PA、関越道の三芳PA、高坂SA、嵐山PA、東北道の蓮田SA、羽生PAなどで同社が手掛けた多彩な土産品が販売されている。

 しかし、新型コロナの感染拡大に伴う外出自粛要請により4月から大きく影響が出始め、土産品の売り上げは前年同期と比べ7~8割減少。特にゴールデンウイーク中の打撃は大きかったという。

 これらの土産品の賞味期限は、短いもので約1か月、長いもので約180日。賞味期限が近付いたものは販売先から引き取り、賞味期限が切れたら廃棄せざるを得ない状況となってしまった。

 そこで、フードロスを削減し、土産品を無駄にすることなく消費者に届けたいと、4月中旬から週末限定で自社でのセールを開始。バラエティに富んだ土産品を袋に詰め合わせ、1500円以上の詰め合わせを1000円、3000円以上の詰め合わせを2000円(いずれも税込)で販売している。

 販売にあたっての感染防止策として、従業員のマスク着用、こまめな手洗い、うがい、手指の消毒、消毒液を使用したこまめな会場内清掃などを徹底。会場内での密集を避けるため、利用客は1組ずつ案内しているという。

 同社営業係の中田幸一さんは「セールを始めてから、珍しい土産品が近くで購入できて嬉しいとの喜びの声も頂いている。フードロスの削減にご協力頂き、バラエティ豊かな土産品を味わって頂けたら」と話している。

 住所は鹿山397、セールは金曜・土曜の午前9時~午後4時(正午~1時を除く)。問い合わせは、ケヤキ堂電話985・0500。