手作りマスク120枚寄贈 ギャラリーよしたけ(原市場)

ミシンを使ってマスクを手作りする吉武さん

 飯能市原市場の「ギャラリーよしたけ」(吉武ゆり子オーナー)は、フェイスブックを通じてホームレスの生活保護申請などの支援活動を行っている「香川野宿者支援の会」が、マスクの寄付を募っていることを知り、浴衣布を利用して手作りしたマスク120枚を、このほど同団体に寄付した。

 香川野宿者支援の会は、香川県のホームレスたちの生活保護申請を助け、アパートでの生活が出来るように支援し、その後の生活の安定を確保する手助けを行うボランティア団体。なるべく金銭を使わずに活動している中で、今回の新型コロナウイルス感染症拡大の影響もあり、ホームレスの人々へのマスクが確保できずに困っていた。

 こうした状況をフェイスブックで知った吉武さんは、知り合いなどと協力して布マスクの材料を集め、マスクを手作りした。

 吉武さんは、ボランティア活動を積極的に行っており、平成23年に発生した東日本大震災の復興支援として、ギャラリーに設置している義援金箱に寄せられたカンパや売り上げの一部を持って自ら被災地に向かっている。

 これまでにも岩手県大船渡市、福島県二本松市、二葉町立学校(ふたば幼稚園、双葉南小学校、双葉北小学校、双葉中学校)、いわき市のNPO法人いわき放射能市民測定室たらちねなどを訪れ、合計100万円以上の義援金を届けている。

 吉武さんは、「マスクを送って終わりではなく、これからも自分にできる支援を継続してやっていきたい」と、今後も出来る限りの支援を続けていくと話している。