シーツを使って、ボランティアが製作した布製マスク

シーツを使って、ボランティアが製作した布製マスク

 新型コロナウイルス感染症拡大防止に、国から一般市民まで取り組んでいる中、飯能市社会福祉協議会(以下社協、市総合福祉センター内、双柳)は、ボランティアが手づくりした布製マスクを高齢者や障害者に配布しているほか、外出を自粛している高齢者宅等に、「お元気ですか」と、電話で声を掛ける取り組みや、子育て中の人などにLINEで情報提供する活動などを実施している。

 新型コロナの感染拡大により、マスク不足が深刻化し解消される見込みが立たず、また、不要不急の外出自粛要請措置が長期に及び、高齢者や、子育て中のお母さん方は、孤立しがち。

 家に引きこもることを余儀なくされると、体の健康を維持することが難しい状況になるだけでなく、人とのコミュニケ―ション不足で、ストレスをため込むことも心配される。

 そこで、社協は布製手作りマスクの作成・配布を行い、マスク不足に陥っている高齢者を支援するとともに、電話による声掛け実施などで、家に引きこもっている高齢者や子育て中のお母さんらをサポートする事業を開始した。

 布製手作りマスクの材料は、総合福祉センターに備蓄されていた新品のシーツ50枚を活用。あらためて洗濯し準備を整えた。

3月末(9日から5月6日まで臨時休館中)から、同センターなどを利用している団体・個人に呼び掛け、マスクを作ってくれるボランティアを募集。

「少しでも困っている人たちのお役に立てれば」という思いを抱いた多くの人が、マスク作りに参加。

 出来上がったマスクは、社協が関与している高齢者の支援機関、そこを通じてケアマネジャー、障害者の事業所などを通じて、希望するお年寄りに配布している。27日現在で2000枚のマスクをプレゼントした、という。

 電話による声掛けは、「外出自粛で会えないなら声でつながろう」という趣旨のもと、「電話“DE”お元気大作戦!」と、命名し20日からスタート。

 「ふれあいいきいきサロン」や「ふれあい食事会」等に登録している50団体に呼び掛け、参加者を募った。ふれあいいきいきサロンは、日頃から閉じこもりの予防や、友だち作りの場を提供したり、地域の人たちと、一人暮らしの高齢者や子育て中の親子などが気軽に集える場作りを目指した地域福祉活動。

 声掛けボランティアは、社協が管理している参加者名簿に従って、週に1回程度、適切なときを見計らって、引きこもりがちな高齢者宅や、家で育児に忙殺されているような子育て中のお母さんなどの家に、「お元気ですか?」と、話掛け、話が乗れば話し相手を務める。電話を掛けた相手の様子に違和感を覚えたら、社協に連絡を取り、後を社協の専門の相談が引き継ぐ。

 事業の終了時に、活動の報告書の提出が必要で、電話1件当たり50円の電話代が補助される。

 また、LINEを使った取り組みは、高齢者や子育て中の保護者ら向けに、自宅でできるストレッチ体操のやり方など、室内で楽しく健康に過ごすための情報を、期間中提供する。27日現在のフォロワー数は106人。

 お元気大作戦や、LINEでの情報提供は、5月末日までの予定だが、外出自粛要請などが長期にわたり、サロンなどの再開が困難な場合は、期間が延長される場合もある。

 問い合わせは、社協(電話973・0022㈹)