飯能市内で初の感染患者 60代男女2人、濃厚接触者など調査中

 新型コロナウイルス感染症が拡大する中、埼玉県が5日に発表した23人の新たな感染患者のうち、飯能市内在住の60代男性と、60代女性の2人が検査の結果、陽性だったことが分かった。飯能市内居住者から感染者が見つかったのは初めて。2人は同居の夫婦と見られる。

 県発表を受けて飯能市の大久保勝市長は同日、市民へのメッセージを発表し、不要不急の外出の自粛、手洗いや咳エチケットの徹底、感染リスクを回避する行動を取るよう改めて呼びかけるとともに、市民の命と健康を守ることを最優先に、引き続き、国や県と連携した感染拡大を防ぐ対策に努めるとの姿勢を示した。

 飯能市内在住の感染者で県発表177例目となった60代の男性会社員(日本国籍)は、3月30日に倦怠感を覚え、37・5度の発熱。4月3日になって、マスクを着用し自家用車で帰国者・接触者外来を受診し検体を採取。PCR検査の結果、5日に陽性が判明した。

 178例目の60代の女性はパート従業員(日本国籍)。1日、体調に違和感を覚え、熱は37度だった。3日以降の経過は、177例目の男性と同様。

 2人は同居している夫婦と見られ、このほかに同居者はおらず、県は現在、濃厚接触者の有無や、2人の感染が判明するまでの行動を詳しく調べている。

 市は県の発表を受け、市ホームページを通じて市内初の感染患者の確認を報告するとともに、大久保市長のメッセージを発信。市民に対して、国、県、市の発信する情報に基づいた冷静な対応、不要不急の外出の自粛、手洗いや咳エチケットの徹底と、感染リスクの高くなる3つの条件①換気の悪い密閉空間②多くの人の密集③近距離での会話が重なる場所・状況を避け、小規模な患者の集団「クラスター」の発生リスクの低減に努めるよう求めている。