橋脚、橋桁は損壊したが、欄干下の水道管は無事だった

橋脚、橋桁は損壊したが、欄干下の水道管は無事だった

 台風19号の豪雨による河川増水で損壊し、通行止めとなっている飯能市前ヶ貫地区と落合地区を結ぶ清川橋について、市建設部は復旧工事は行わずに、従来方針のまま、架け替える考えでいることが分かった。

 清川橋は、成木川に架かる昭和34年9月竣工の鉄筋コンクリート橋。延長77メートル、幅員4・5メートル。架橋後、欄干が改修された以外、大きな修繕が行われていないこともあり、橋全体に老朽化が進んでいる。

 このため、市は架け替える時期は未定とした上で、更新を前提に今年度、測量やボーリング調査の費用を予算化していた。

 ところが、台風19号の影響で成木川が増水。これにより、清川橋の前ヶ貫地区側から3つ目の橋脚の基礎部分が損壊し沈下。橋脚が河床に沈み込んだことで、橋脚に設置されたコンクリート製の橋桁についても下方に傾いた。

 担当の市建設部によると、清川橋は架け替え方針が出ているため、台風被害による損壊部分の補修工事は行わず、新たな橋梁を架橋する考えという。既存橋の撤去や新橋架橋の工事時期など、事業化がいつになるかについては不明。

 また現在、清川橋は歩行者含め、全面通行止めとなっているが、現橋の安全性を確認し、問題がなければ歩行者だけでも通行を許可することも検討中という。

 清川橋に繋がる市道は飯能市街地方面と南高麗、東京都青梅市方面とを接続する重要な生活道路。付近には医療機関や福祉施設なども立地するだけに、早い段階での工事着手が求められている。

 建設部は、ボーリング調査は終了し、現在は新橋の予備設計中としている。