濁流の勢いで崩壊した久保ノ下橋

濁流の勢いで崩壊した久保ノ下橋

 橋面が木製でできていることから高麗川の「木橋3橋」と呼ばれる、日高市内の新堀と野々宮を結ぶ新井橋、新堀と北平沢を結ぶ新堀橋、北平沢と南平沢を結ぶ久保ノ下橋が、台風19号による増水でいずれも濁流に流された。

 新井橋と新堀橋は一部を残して橋脚ごと流され、ほぼ原形を留めていない状態。久保ノ下橋は倒れた橋脚から橋面が外れ、下流方向にぐにゃりと折れ曲がった。

 これらの橋は、小型乗用車1台がやっと通れるほどの幅員。いずれも橋面が木製で、車が通行する際に音が鳴ることから、通称「ガタガタ橋」と呼ばれ、地域を結ぶ生活道路として住民には欠かせない存在。

 かつてない破損の状況に復旧の見通しは立たず、市は通行止めを周知するとともに、危険のため現場付近に近づかないよう呼びかけている。

 流された久保ノ下橋の様子を見に来た北平沢の40代男性は、「子どもの頃からいつも渡っている橋。これまでに水に浸かったり、一部が破損したことはあったが、完全に壊れてしまうなんて初めて」と驚きの声を上げた。