「統合反対」が約8割。県教育委員会は、飯能高校と飯能南高校の統合案などを含む「魅力ある県立高校づくり第1期実施方策(案)」を議決し、案に対しての意見を聞く県民コメントの募集を7月23日に締め切ったが、寄せられたコメント54件の内、約8割のコメントが、両校及び、児玉白楊高と児玉高の統合案に否定的な物であったことが、県教育委員会の話から分かった。

 両校の統合案など、県立高校の再編整備などを担当する県教育局魅力ある高校づくり課は、意見の細かいニュアンスもあり、寄せられたコメントは整理・集計中で、コメントの賛成、反対、条件付き賛成、児玉高校等統合案も含む物か、などの分類や詳細、分析結果等については精査し、できれば9月頃に、記者発表及びホームページで公表する、という。

 このコメントの集計結果を受けて、同課では寄せられた意見を実施方策案に組み入れて、方策案を変えるところがあるか、どうかなど対応を検討し、今後、飯能市や市教育委員会を交えて開かれる協議会の場で、それらの意見を踏まえ、意見に沿った方向で、公募で選ばれた一般市民らを含む委員と、互いに顔を合わせて検討を進めていく方針。

 両校統合案が6月に旧浮上して以来、市と市教委及び市議会は、明確に「統合反対」の意思を表明しているが、市と県教委は、両校統合案などを検討する「『魅力ある県立高校づくり第1期実施方策(案)』における『飯能高校及び飯能南高校の統合に関する協議会』の設置」で、県教委と合意している。

 市と市教委は、この統合案を「ゼロ」の状態から協議のたたき台に乗せ検討を加える方針で、協議会に出席する委員を、市職員や学校関係者、自治会関係以外に、一般市民からも8月6日まで公募中。広く市民から意見を聞き、この統合問題に多くの市民に関心を持ってもらうためで、協議会での協議内容も公開していくことを予定している。

 この両校統合案の公表後、両校の生徒、保護者などの間に進路等を巡る不安が広がっていることから、市と市教委は、第1回の協議会を8月上~中旬に開催することを希望しているが、県の魅力ある高校づくり課も、市の委員決定を待って、速やかに開催したい、という立場で、8月上中旬以降、同月中には市内を会場に開かれるものと思われる。