フィンランド発祥のモルックを体験する児童たち

フィンランド発祥のモルックを体験する児童たち

 飯能市上名栗の同市立名栗小学校(中村誠校長)の全校児童26人がこのほど、飯能フィールドスポーツ協会の椙田博之会長や同協会に所属する飯能モルッククラブの町田和彦部長たちから、フィンランド発祥のスポーツ「モルック」を学び、校庭で競技に挑戦した。飯能フィールドスポーツ協会は、同市におけるフィールドスポーツの普及・発展を目的に設立され、裸足マラソンやノルディックウォーキングなどのスポーツを奨励。同協会に所属する飯能モルッククラブは、飯能にゆかりの深いフィンランド生まれのモルックを市内に広める活動を行っている。

 モルックは、フィンランドのカレリア地方の伝統的なゲームを元に開発されたスポーツで、ルールは非常にシンプル。モルックと呼ばれる投げる棒を使って3~4メートル離れた位置に目印となるモルッカーリを置き、そこから1~12までの数字が書かれたスキットル(木製のピン)を倒して合計得点50点ぴったりを目指す競技。

 スキットルが1本しか倒れなかった場合は、倒れたピンに書かれている数字が点数となり、複数倒れた場合は、倒れた本数が点数となるが、完全に倒れていない場合はカウントされない。倒れたスキットルはその場で再び立てるため、ゲームが進むに連れてピンが散らばり、倒すのが難しくなる。また、3回連続でスキットルを倒せないと失格となるほか、得点が50点を超えてしまった場合は、25点へ減点され再び50点ぴったりを目指すことになる。

 児童たちは、保護者や同小の教員たちとAからHまでの8チームを作り、トーナメント方式で2チームずつ対戦。先に50点を先取したチームが勝ち上がり、一度に多くのピンや狙ったピンが倒されると大きな歓声が上がるなど白熱した勝負を繰り広げた結果、Gチームが優勝した。

 モルックについて、飯能モルッククラブは、「男女差関係なく誰でも気軽に出来ることが魅力。ホームセンターにある木製の杭や西川材の端材などで自作することもできる。また、ルールも簡単なので一度覚えれば得点の計算など頭の体操にもなる」と話している。

 また、モルックの普及に向けて同クラブでは、駿河台大学の学生と練習を行っているほか、飯能日高消防署名栗分署東側グラウンドをホームグラウンドとして活動を行っている。

 モルックを体験した児童たちは、「狙った場所にモルックを当てられるととても楽しい」「50点になるように計算してピンを倒せると気持ちがいい」などと笑顔で感想を話した。