県教育委員会は19日、県庁第二庁舎で定例会を開き、「魅力ある県立高校づくり第1期実施方策(案)」について協議した。魅力ある県立高校づくりでは、令和11年4月までの間、3期程度に分けて県立高校の再編整備が行われることとなっており、その第一段階となる「第1期実施方策案」には飯能高校と飯能南高校を統合し、新設高校を現在の飯能高校に設置する案が示されている。  

 魅力ある県立学校づくりは、今後予想される中学校卒業者予定者の減少や、社会状況の変化、生徒・保護者のニーズの多様化などに対応するため、県立学校の活性化・特色化を図ることが狙い。  平成28年3月に策定された「魅力ある県立学校づくりの方針」では、適正規模を下回る学校については県立高校の教育の活性化の観点から、地域性を考慮しながら近隣の学校との統合などによる再編整備を検討するとしている。  

 方針では、中学校卒業者数は、令和11年までの今後10年間で約6000人の減少が予測されると指摘。生徒減少期、既存の学校数を維持したまま学級減の対応のみを続けた場合、全県的に適正規模を下回る学校が増加し、教科・科目の開設に制限が加わり、学校行事や部活動の面でも活力ある教育が行いにくい状況になるなど、高校教育の質的低下につながることが懸念されるという。  第1期実施方策(案)で示されているのは、「進学を重視した地域と協働する学校の設置」として、飯能高校と飯能南高校を統合し、新たなを学校を現在の飯能高校に設置する。

 新設高校の開校予定は令和5年度。方策案では生徒、保護者の進学希望にきめ細かく対応する、進学に重点を置いた普通科高校にするとしている。  

 今後のスケジュールとして、今月から7月にかけて県民コメントの実施と対象校関係者への説明が県教委によって行われ、今年9月には第1期実施方策が策定され、公表されることとなる。