指導を受けながら田植えを行う児童たち

指導を受けながら田植えを行う児童たち

 飯能市の緑と清流に育まれた自然や環境を守り、育てているはんのう市民環境会議が実施する「天覧山谷津の里づくりプロジェクト」の一環として、天覧山下の谷津田でこのほど、飯能市立第一小学校(青栁義久校長)の6年生109人が田植えを体験した。

 天覧山周辺の谷津田は、「飯能の名勝」として知られ、かつては人々の生活の中で田んぼや雑木林が活用されることで多様な動植物の生息拠点となっていたが、時代の移り変わりと共に人の手入れがなくなり、荒れ果てホタルやカエルなどの水生生物も少なくなってしまった。

 そこで、多くの市民や事業者などに協力してもらい、かつての原風景を復活させ、エコツーリズム事業や自然体験イベントを通し、大人から子どもまで楽しめる学習の場として活用するため平成19年から谷津の里プロジェクトがスタート。

 同小では、農作業を通して食育や環境保全に興味を持ってもらおうと、総合学習の一環として谷津田での田植え体験を実施し、秋には稲刈りを行っている。

 参加した児童たちは、市民環境会議のメンバーから田植えについての注意点などを学んでから水田の中に入り泥の感触や水中生物に歓声を上げながら田植えを行った。

 児童の比留間翔太さんは、「田植えは初めてだったけど楽しく、機会があればまたやってみたい。泥の感触がスライムみたいで面白かった」と笑顔を見せた。

 青栁校長は、「田植え体験を通して植物の成長や自然環境について興味や関心を持ってもらえれば」と話している。