飯能スポーツ界の1年を通して最大級の競技会「奥むさし駅伝競走大会」。17回を数える今大会は、高校の部に73チーム、一般の部に157チームがエントリー、いよいよ27日に開催される。年明け間もない厳寒の奥武蔵路6区間を各チーム6人の選手たちがタスキを繋いで駆け抜ける、歴史と権威ある駅伝。どんなドラマが繰り広げられるか。今年も興味は尽きない。午前9時スタート。雨天決行。

 大会は飯能市が主催し、共催が飯能市教育委員会とNPO法人飯能市体育協会。主管が奥むさし駅伝競走大会実行委員会と飯能陸上競技協会。埼玉県、埼玉県教育委員会、日高市、西武鉄道、毎日新聞社、飯能信用金庫が後援し、飯能市自治会連合会、奥むさし飯能観光協会、飯能商工会議所、飯能市商店街連盟、飯能青年会議所、飯能地方交通安全協会、飯能ロータリークラブ、飯能ライオンズクラブ、飯能市くらしの会、新電元工業、西武バス飯能営業所、国際興業飯能営業所、イーグルバス、飯能県土整備事務所、埼玉西部消防局、飯能消防団、飯能市スポーツ推進委員協議会、文化新聞社、飯能ケーブルテレビが協賛。

 こうした飯能地方の行政機関、市の代表的な各種団体・事業所が全面支援する大会のコースは、1区が東飯能駅(東飯能駅西口)~東吾野駅(東吾野駅入口)9・9キロメートル、2区が東吾野駅~吾野駅(法光寺山門前)5・4キロメートル、3区が吾野駅~西吾野駅(西吾野駅入口)=折返し=4・3キロメートル、4区が西吾野駅~吾野駅(吾野中学校下)4・5キロメートル、5区が吾野駅~東吾野駅5・2キロメートル、6区が東吾野駅~銀座通り(きもの処かきぬま前)9・3キロメートルの合計38・6キロメートル。

 市のもう一つの玄関口である東飯能駅西口を選手たちはスタート。新しく建て替えられる商工会議所会館前から、粋な通り名「高麗横丁」を過ぎて西武線の高架をくぐると、それまでの平坦な市街地コースは、選手たちの技量を試すかのように山登りコースへと顔を変える。コースはその後、高麗川とほぼ並走しながら、高度を上げる。

 スタート・ゴール地点の標高は105メートル。最も高い場所は、第3中継所吾野駅の225メートル。コースの高低差は実に120メートル。奥むさし駅伝が山登り、山下りコースと言われる所以だ。

 今大会の出場予定チーム数は前回大会を15チーム上回る高校、一般の部合わせて230チーム。前回大会は高校の部66、一般の部149チームが出場。それぞれ6区6人の選手たちは、沿道に並んだ飯能市民の声援を背にタスキをつないだ。

 優勝は、高校の部が1時間58分30秒の埼玉栄、一般の部が1時間57分7秒の警視庁。大会会場の地元勢の成績は、高校の部で聖望Aが6位、一般の部では駿河台大Aが2位、同Bが8位といずれも入賞した。

 平成時代を締めくくる今年も、全国的に名を馳せている高校、大学、実業団から実力チームが勢ぞろいした。毎年、エース級がエントリー、真っ先に飛び出して先頭集団での位置取りに凌ぎを削る1区、選手たちの激しい息遣いが伝わる折返しの3区、アンカーのスピード勝負となる最終6区などと見どころは多く、駅伝ファンにはこたえられない至極の1日となる。

 大会事務局によると、昨年の防府読売マラソンに出場、2時間11分29秒のタイムで大会2連覇を達成した川内優輝選手(31)=埼玉県庁=が、今年も奥むさしにやってくる。1区にエントリーしており、最後まで諦めない強い精神力を全面に出しての力走が見られそうだ。

 秩父山地の前衛である奥武蔵の山々から吹き下ろされてくる凍てつくような寒風をついて、〝晴れ〟のステージである国道299号の6区間を、選手たちはいよいよ熱走する。

 問い合わせは、飯能市教育委員会生涯学習スポーツ部スポーツ課内「奥むさし駅伝競走大会事務局」(972・6028)へ。