卒業生の鳥谷選手(右)とフリーアナの堀尾氏とよる記念対談

卒業生の鳥谷選手(右)とフリーアナの堀尾氏とよる記念対談

 飯能市中山の聖望学園(関純彦校長)が創立100周年を迎え、大久保勝飯能市長、一般社団法人キリスト教学校教育同盟の孫永律事務局長をはじめとする関係者を招いた記念式典が盛大に催された。卒業生でプロ野球選手として活躍する阪神タイガースの鳥谷敬選手とフリーアナウンサーの堀尾正明氏を招いての記念対談や、同じく卒業生でミュージシャンの杉山勝彦氏が生徒たちと一緒に「百周年記念歌」を歌い節目を祝った。

 同学園は、大正7年に私立寿多館蚕業学校として開校し、14年に埼玉県飯能実業学校と改称。昭和24年には普通科設置のため名称を飯能暁高等学校に変更し、飯能暁中学校を併設。26年から校名を現在の聖望学園高等学校、聖望学園中学校に変更し、米国のミゾリー派ルーテル協会による経営となる。それから67年間、ミッションスクール、ルーテル協会の学校として継続している。

 体育館で行われた記念式典には、大久保市長、孫事務局長をはじめ地域や学校関係者が多数出席。はじめにマイケル・ピースカ宗教主任による祈り、賛美歌が捧げられ、聖書朗読が行われた。

 関校長は「聖望学園が私立学校として歩んだ100年間はとても起伏に富んだ歳月だった。私たちはこれまでの感謝とともに先達が築いてくれたよき伝統をこれからも守っていく責任を強く感じている。地域社会に根ざして生徒一人ひとりの努力を最大限伸ばす教育を続けてまいります」と100年の歴史と伝統を振り返り、感謝の言葉を述べた。

 大久保市長は「聖望学園は、100年の素晴らしい歴史がある。養蚕と林業で栄えた飯能市の一翼を担った養蚕の学校を立ち上げていただいた。まだまだこれから101年目を向かえ、しっかりと成長し続ける聖望学園を飯能市一同応援申し上げる」などと述べた。

 孫事務局長は「聖望学園は埼玉県の南西地域に根ざす貴重なキリスト教学校として文武両道の教育成果を掲げている。学園創立100年区切りのとき、未来に向けて新たな出発のときとなりますように神様の豊かな導きをお祈りいたします」と祝福した。

 その後は、生徒による催しが行われ、同学園中学1、2年生による記念ダンス。さらに、卒業生でミュージシャンの杉山氏が作詞作曲した「百周年記念歌」を生徒達と一緒に歌い、高校1年生と中学3年生、聖歌隊、ハンドベルクワイア、吹奏楽部によるパフォーマンスが壇上で披露された。

 また、「百周年記念対談」として卒業生でプロ野球選手の鳥谷選手とフリーアナウンサーの堀尾氏を招いた記念対談が行われ、鳥谷選手は同学園在学中の野球部や学校生活での思い出や、所属する阪神での話しなどを中心に語った。

 鳥谷選手は、同学園野球部に所属し、遊撃手兼投手として活躍。平成11年夏には、チームを史上初となる甲子園出場へと導いた。卒業後は早稲田大学でリーグ戦4連覇に貢献し、平成15年ドラフトで当時の自由獲得枠制度で阪神へ入団。遊撃手、二塁手、三塁手として活躍し、平成29年9月に史上50人目の2000本安打を達成した。公式戦1939試合連続出場、13シーズン連続全試合出場はいずれも歴代2位。