駿大駅伝部、箱根出場目指す キャンパスで壮行会

箱根初出場を目指す駿大駅伝部の選手ら

 徳本一善監督の指導のもと、着実に力をつけている駿河台大学駅伝部(飯能市阿須)は、13日に国営昭和記念公園(東京都立川市)周辺で開催される第95回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)予選会に出場する。本戦初出場を目指す同部を送り出すため、同大第2講義棟1階エントランスで壮行会が行われ、多くの学生や教職員らが集まり、力強いエールを送った。昨年の予選会では総合順位23位に終わり、本戦出場は果たせなかったが、今年はケニアからの留学生ブヌカ・ジェームス・ナディワ選手(メディア情報学部1年)が加入し、大きく戦力アップを果たしたチームで本戦出場を狙う。

 今年の箱根駅伝は、第95回目ということで記念大会となり、予選会からの出場枠が1つ増え、上位11校までが本戦に出場できる。前年の大会でシード権を獲得した大学10校と、予選会上位11校の計21校に加え、関東学生連合チームが出場する。同連合チームとは、予選会で出場権を得られなかった大学の中から個人成績上位選手を選抜し、一つのチームとするもの。

 13日の予選会には39校がエントリー。各大学から12選手が出場し、それぞれ20キロメートルを走り、各大学の上位10人の合計タイムを競い、本戦への出場権を手にする11校が決まる。

 壮行会では、出場登録選手と徳本監督が壇上に上がり、北里莉早マネージャー(心理学部4年)から一人ずつ紹介された。

 その後、吉田恒雄学長が「今年は記念大会ということで予選会から勝ち上がる大学が1校増える。このところの記録会ではかなりいい成績が出ていると聞いている。選手の皆さんは当日に向けてコンディションを整え、チーム一丸となって存分に力を発揮してもらいたい」と激励。

 続いて、馬場凌太主将(現代文化学部3年)が「昨年の予選会で悔しい思いをしてから、どうすれば強くなるのかを考えながら練習を続けてきた。1年間の集大成として最後まで諦めずに走り、箱根を目指したい」と決意表明。

 徳本監督は「今年はケニアからジェームスが加入し、この1年でさらに力を伸ばし、優勝争いも狙える選手に成長した。他の選手たちも感化されるように練習に励み、紆余曲折あったがまとまってきている。予選会では、持てる力と気持ちの強さを発揮してもらい、最後まで走りきれるように全力で頑張るので、応援お願いします」と締めくくった。

 出場登録メンバーは以下の通り。敬称略。カッコ内は学部(法は法学部、現は現代文化学部、経は経済経営学部、メはメディア情報学部)と学年。

 ▽内宮寛文(法4)▽弥久保亮太(同)▽西沢晃祐(現4)▽馬場凌太=主将(現3)▽流田直樹(同)▽屋富祖光佑(同)▽大塚勇輝(現2)▽河合拓巳(同)▽高倉渉(同)▽吉里駿(法2)▽坂本大貴(現1)▽ブヌカ・ジェームス・ナディワ(メ1)