ブラさんぽの本部が置かれる旧JAいるま野前

ブラさんぽの本部が置かれる旧JAいるま野前

 名栗川を挟んで寺社などのパワースポットや古民家、飲食店などが立地するエリアを観光や飲食などを楽しみながら歩いて巡り、地元の人たちと交流を深めるイベント、「なぐり見聞食(けんぶんしょく)ブラさんぽ」が30日、飯能市上名栗で開かれる。同ブラさんぽ実行委員会(平沼誠之会長)が主催し、飯能市・奥むさし飯能観光協会・国際興業バス(株)飯能営業所の後援。

 同イベントは、四季を通して手軽に散策できるコースとして地域をPRし、活性化に繋げようと、上名栗の二つの自治会「7区」「8区」の住民有志らによって昨年9月に始まった取り組み。今回が4回目で、開始してから、ちょうど丸1年。

 「ブラさんぽ」するコースは、7区と8区内の道路。国際興業の路線バスが運行する県道と、名栗川を挟んで反対側の名栗地区行政センター前の市道の主要道2本。その2本を名栗川を跨いで接続する大小の道沿いに立地する商店、寺社仏閣、明治時代の建築という古民家、キャンプ場、ケーキ工房、食堂などを巡って、「見たり、聞いたり、食べたり」して、初秋の一時を過ごす。

 コース距離は、エリアの最も外側を回ると、3キロメートルを超える。主要道2本を繋ぐ橋脚は、下流から有間橋、とちくぼ橋、連慶橋、ひらぬま橋、せせらぎ橋、小殿橋、八坂橋、小物橋などがあり、コースのショートカットも可能。

 当日は、県道に面した山裾に鎮座する星宮神社(7区)の例大祭の日。祭りでは、市の文化財となっている伝統の三匹獅子舞が奉納される。

 明治時代の火災によって文献等が焼失したため、獅子舞の由来は定かではないが、地元では江戸時代初期が起源と推定している。演目は「庭ぼめ」「屏風返し」「毬懸かり」など七つ。今回のブラさんぽ中、獅子舞見学は最大の目玉だ。

 来訪者がエリアを回って旧所名跡を見学したり、食事をするだけでなく、このブラさんぽは地元自治会の人たちが、自宅などでお茶を振る舞うなどおもてなしをしたり、軒先や本部で野菜などを販売することも特徴。古民家の一つ、「うえっくわばら」(7区)では、所有者の人が料理を作り、販売するという。

 ブラさんぽの本部が設けられる場所は、旧JAいるま野前(旧名栗村農協)の国際興業「小殿バス停」がある駐車場。本部などに用意してあるスタンプラリーの台紙を入手し、記載されている店舗や神社など10箇所以上を回ってスタンプを集めると、景品がもらえる「ふれあいスタンプラリー」も同時開催。同ラリーに参加している店舗・寺社・古民家・食堂等は以下。▽八坂神社▽諏訪神社▽星宮神社▽薬師堂▽名栗くらしの展示室▽岡野屋▽ケニーズ・ファミリー・ビレッジ▽浅岡屋▽ケーキ工房綵珠▽ターニップ▽古民家ひらぬま▽花廻家▽旧JAいるま野▽よこあん▽うえっくわばら▽しもっくわばら。

 会長の平沼さん(76)は「地元の人たちみんなで、来た人をもてなす。そういうイベントにするのが狙い。来た人たちが地域をブラブラ歩いて、地元の人と会話を楽しむイベントになれば一番いい。また、今回は、星宮神社の例大祭なので、ぜひ獅子舞をみてほしい」と来場を呼び掛けている。

 ブラさんぽの開催時間は、午前10時から午後4時まで。雨天決行。会場までの移動手段として国際興業バスを利用する場合は、飯能駅北口から「湯の沢」「名郷」「名栗車庫」行きに乗車し、「小殿バス停」(旧JAいるま野)で下車(イベント本部前)。乗車時間は約40分。

 問い合わせは、名栗地区行政センター(979・1121)へ。