よさこい発表などでエール 西日本豪雨災害の被災者支援

市役所別館前でよさこいを披露する飯能乱舞

 西日本豪雨災害の被災者支援を目的に「西日本豪雨災害支援チャリティーイベント」が7月29日、飯能市役所別館駐車場で開かれ、飯能を拠点に活動する主催者の「よさこい飯能乱舞(ラブ)」(北島環代表)をはじめ、よさこい、ダンス、歌の発表、模擬店などを通じて来場者に義援金の協力を呼びかけた。家族連れなど多くの人々が足を運び、義援金42万8636円が寄せられ、日本赤十字社埼玉支部飯能市地区を通して被災地に送られた。

 台風一過の晴天の下、正午から約2時間にわたって行われたイベントには、飯能近隣のシンガーソングライター、フラダンス、キッズダンス、よさこいチームが次々と出演。歌声や踊りで被災地にエールを送り、来場者に支援を呼びかけた。

 毎年3月に中央公園・市民会館を主会場に「震災復興元気市」を開いている震災復興元気市実行委員会(金子堅造委員長)が共催し、熱中症予防用の観覧テント、かき氷やフランクフルト、飲み物などの模擬店に加え、幼児向けのプールも設置。後援団体の市からは今井直己教育長、また、野田直人市議会議長、内沼博史県議も駆けつけた。

 来場者は出演者のパフォーマンスや模擬店を楽しみながら、会場に設置された義援金箱に義援金を寄せ、閉会式で飯能乱舞の北島代表は、関係者の協力と来場者の支援に感謝し「こうした災害が起きるたびに、他人事と思ってはいけないと肝に銘じている。明日は我が身。だからこそ同じ国、同じ時に生きている私たちが力を合わせ、困った人がいたら助け合うのが当たり前という思いで今後もやっていきたい」と述べた。