初優勝に喜びの表情を見せる選手と指導者

初優勝に喜びの表情を見せる選手と指導者

 県立飯能高校のホッケー部(女子)が、このほど開催された関東高等学校ホッケー大会(兼全国高等学校総合体育大会ホッケー選手権大会関東地区予選会)で初優勝を果たした。準決勝で山梨の巨摩高校、決勝で栃木の今市高校を、いずれも同点の末SO(シュートアウト)戦で破り悲願を達成。同時に11年連続となるインターハイ進出を決めた。

 ホッケーの伝統校として知られる飯能高は毎年、関東大会で3位以内に入りインターハイ出場を果たしているが、関東を制したのは今回が初めて。

 準決勝では、昨年の準決勝で敗れた巨摩と対戦。飯能は第2クオーターで先制ゴールを決め、第3クオーターで追いつかれるも、その後は追加点を与えず同点で最終クオーターを終えた。勝負の行方はサッカーのPKのようにキーパーと1対1で5人ずつシュートを行うSO戦となり、3対3のサドンデスの末に勝利を掴み、決勝へと進んだ。

 関東で最も強豪と言われる今市との決勝戦では、第1クオーターで先制し順調な滑り出しを見せたが、第3クオーターでゴールを決められ同点に。終盤は今市の猛攻に防戦を強いられるが、ゴールを守り抜き準決勝同様SO戦に突入。キーパーが相手シュートを2本止める活躍を見せ、3対2で勝利を掴んだ。

 部員はマネージャーを含め16人。選手のうち5人は高校からホッケーを始めた。幼い頃から競技を行っている選手が大半を占める強豪校との技術的な差を埋めるため、地道な反復練習を繰り返し、スティックを自在に操 れるようになるまで成長したという。

 チームを率いる顧問の藤井靖士教諭は、「うちはエースのいない、総合力で戦うチーム。堅守速攻のプレーを目指し、いい形で試合を進めることができた。強豪に勝って優勝できたことは、大きな自信につながるのでは」と成長を褒める。

 主将の鈴木結和(ゆわ)さんは、「同点に追いつかれても、あきらめずに最後までプレーできたことが勝利につながった。粘り強く守ってチャンスを作るのがチームの持ち味。声を掛け合いながら、練習の成果が出せた」と振り返り、「インターハイでは昨年ベスト16だったので、もっと上に行けるように頑張りたい」と意気込みを語っている。

 インターハイは7月28日~8月1日に岐阜県で行われる。