■繰越し明許は法で認められた措置

 ▽山田議員=次に事故繰越しの件について質問。本会議の議案質疑の中でも、3月12日の埋設物が出てきた時点で繰り越し明許にできなかった理由、これ部長答弁では、次々に起きる事に一生懸命だったから思いが及ばなかったという答弁をしていた。本当に苦しい答弁だと、私は聞いていて感じた。

 建設が何らかの理由で終わりそうもないと判断したら繰越し明許にするのが当然の事。地方自治法でも認められている。しかし、先日の市長の発言で「繰越し明許は悪い」というような発言があった訳だが、私は、それは違うと思う。地方自治法にも認められている繰越し明許。これは地方自治法221条。市長の調査権がある。事業の進み具合を担当に調査をして、判断をするのが市長だと思うが、この点についての考えを。

 ▽青田部長=この事故繰越しの件については、本当に議員をはじめとする大変多くの方にご心配をおかけする事となってしまった。この事に関しては、真摯に受け止め深く反省すると共に今回の事を教訓として、事業進捗の管理を行ってきたい、と考えている。

 ▽山田議員=それから工期について聞く。15日に完成予定となっていたが、時々様子を見ているが、昨日(19日)の朝も工事車両が入っていて、下水処理の付近を工事していた。(経済建設)委員会の視察があった時も工事完了という事ではなかったと思うが、ここの場所はコンクリを打つか砂利を引くかしなければ完成しないと感じた。

 完成届はいつ出したのか。工期内に完成検査するのが筋ではないか、と思うが、出来上がって利用できるようになったら完成という認識ではないのか。そうであるならば工期の再延長も必要ではなかったか。

 ▽青田部長=工事については、先週6月15日に工事が完了して、検査を行っている。その中でいくつか指摘事項があった。その調整を、修正と言うか、それを今週初めからやっている。

 ■信頼される市政運営を

 ▽山田議員=私も工事の担当者に聞いたら、検査はいつするのか、と言ったら、来週に契約検査課が来て検査をすると言われたので、完成してから検査するのでは、と思ったから質問した。

 最後に市長にお聞きするが、今回、時系列の中でも市長に報告するという事では、報告して理解を得るという事であった訳だが、市長はどこで報告があって市長決済をしたのはいつなのか。

 それから今回のトイレ建設については、大河原の住民から要望が出されているとか、飯能河原利用調整会議からも要望が出されたと、色々な所で言っているが、設置して欲しいとお願いしているのは市ではなくフィンテック社に対して。会議録、利用調整会議の中で、この会議の中にはフィン社の方も入っている。その中で、「『リバランタに一つ質問、昨年の反省の中でトイレまで遠いという物があったが、トイレ対策についてはどうするのか』、(フィン社)『トイレはまだ検討中、色々な要望等があるが、設置をするかどうかという段階。事業はテントと移動販売車を活用していこうかと考えている。固まったら、トイレは課題なので、考えていきたいと思っている』。もう一人の委員さんは、『トイレの問題はお願いする、近隣の方も迷惑をしているので』」と、こういう形で、これは、29年3月23日の同協議会の会議録。その前に28年10月にもトイレの問題は出されている。でも、市もここには関わっているが、市にお願いしている文言はどこにも出てきていない。だから、4月になったら早々に場所が変わって、どう見ても、バーベキュー棟のリバランタのためとしか思えないではないか。忖度があったとしか思えない。

 そうでないとしたら、しっかりと当初予算に位置付けて進めるべき。私は、議会で議決した物を、いとも簡単に反故にし、計画に無い物を造る。議会への詳しい報告も提案もない。これは議会の審議権を拒否する物であり、議会軽視だ。同時に市民を騙して来た事にもなる。こうしたいい加減なことに怒りを感じている。

 トイレを造ること自体は、市民、観光客にとって喜ばしい事。しかし、予算執行に当たって、一般的にあり得ない事が次々と起こっている。今後、こうした事が起きないように行政の透明性、計画性・継続性を重んじる立場に立って信頼される市政運営を進めて欲しいと思うが。最後に市長に聞きたい。

■市長判断は5月中旬

 ▽青田部長=タブレット資料にあるが、市長の了解という所があるが、これは5月中旬に直接市長に時間をもらい、一連の経緯を説明した後に、判断してもらっている。それから、今指摘を受けた飯能河原の利用調整協議会での内容だが、3月10日の協議会の議事録になっているが、ここにその時の議事録がある。3月10日午前中に市役所会議室で行われた協議会で、内容は3つ議題があり、(一つ目が)29年度から営業を行う施設利用者について、という事で、バーべキュー場とウッドデッキの観光協会の関係になる。2番目が川の国はつらつプロジェクトについて、ということ、3番目がその他、になっている。このタブレット資料に内容については、1の施設利用者の所で、このような審議と言うか、議論が行われたが、実は2つ目の議題の中でも、一つトイレの件について、議論がなされている。内容については、ある委員から「トイレの問題があるが、このプロジェクトでは、どうするのか」、という質問だった。事務局の中で、この答弁という中で、「事業が進む中で、市としてもトイレ等は考えていきたい、と思っている」という答弁があった。市としては、この時にBBQ場、あるいは民間事業者だけではなく、それ以外の観光客が増えてくるという事で、3つ目のトイレが必要だという事を強く感じていた。

■全責任は市長、計画変更は市民本位・観光客本位

 ▽大久保市長=まず、議員の皆さん、市民の皆さんへの説明不足、不手際があったという事は、私が全責任の立場から改めてお詫び申し上げる、と思っている。そして、先ほど、色々前後するが、副市長がどうのという事が幾度となく出ていた。私はそんなに副市長はえらくないと思っている。全ての責任は私という事で言っている。しかしながら、会議の中では、副市長がトップ。そこで副市長という言葉が出て来て、と思う。誤解なきように願いたいのは、その都度、朝、または夕方、昼、一日中、その都度、そしてまた副市長の都合がいいとき、私どもとしっかりと決済、口頭決済もあるが、報告がなされている、という事。日本で一番の副市長との信頼関係が私はあると言う風に思っている。まあ、全権を副市長に、決済は私だが、事務的な事は普段言っている通り、しっかり任せている。改めて申し上げるが、全責任は私が取らせて頂くという事だ。

 そして改めて申し上げるが、飯能河原、数十年来、私は当時名栗村だったが、なかなか飯能河原の歴史的経緯は分からない部分がある。大名主に聞くと、色んな方がチャレンジしたが、自分の飯能河原が飯能市民の物に戻って来なかった。市もだめ、県もだめ、地元もだめ、警察もだめ、そして色んな力のある方がやられても地元に戻って来なかった。私よりも山田議員の方が十倍も百倍もご存じの事と思う。まずは、我々の手に戻って来たというだけでも、多少評価してもらってもいいのかなと、まだ足らないではなくて、飯能市民に戻って来たという事の苦労も多少は、思ってもらってもよろしいかな、と個人的には思っている。これは手柄とかではなくて、ごく当たり前の事だが、それまで数十年来の懸案が、なかなかできなかった。もうできないのではないか、という物がこの数年でできたという、これは素直に喜んでもらい、まあ心優しい山田議員、よくやったね、という言葉も一言欲しいなと、私は思っている。

 そんな中で公衆トイレの事だが、私は基本的に民間が公衆トイレをやるべき物でない、と思っている。なぜかというと、子ども、女性、そしてまた飯能河原というのは、多くの人に来て下さいよ、という、飯能市の観光の核であるし、歴史的な観光のメッカ。そこで、ひょっとして民間が造って今までにないような規制をされたり、これはだめ、あれはだめ、子どもと女性に優しいまちを標榜するならば、当然に公衆トイレという公衆の皆さんに堂々と、使ってもらう事が、飯能市長としての大きな大きな役目だと、私は思っている。特に観光で来る場合、子どもや女性がひんぱんに、女性のみならず男性もそうですけど、普段よりもトイレに行く回数は多く、当たり前だと言う風に思っている。

 2つが3つに(不明)私はないと思っている。そして、計画にないという話もあったが、確かに計画は大事だと思う。しかしながら変更というのは、市民の皆さん、大事な観光客のためになるならば、計画の変更はありだと思っている。

 それは市民本位、それから観光客本位、そして観光日本一を標榜する飯能市にとっては、トイレの利用性はしっかりしたオープンのような形でのトイレが必要と思っている、だから民間にトイレのお金を出させるとか、何を出させるというのは、ある程度我々にも規制がなされるのではないか、という風に思っている。存分にトイレを使えるという意味ではないが、観光を標榜するには、トイレの必要性は第一番だと、私は思っている。ぜひご理解を頂いて、改めて今回のいろんな意味での不手際があった事は責任を感じている。しかしながら飯能河原を日本で一番にするため、そしてまたメッツァ、そしてまたあけぼのの公園もある。そしてまた、ライトアップもしている。その第一番目の大事さは飯能河原だと思っている。ぜひご理解を頂いて大局的な意味で人を応援する心がある山田議員、是非これからも観光的な意味合いのみならず、職員を応援して頂き、市政を応援して頂き、今回の締めとして、分かったというよう言葉を頂きたい、と申し上げ、私の答弁とさせて頂きたい、と思う。

■計画変更等は市民、議会に分かる形で提案を

 ▽山田議員=観光公衆トイレというのは、公共施設と私も思っている。だから、今まで答弁した事が議会の中で明らかになって、それはそうだよな、という風になれば、私はいいと思う。ただ不透明な部分があったり、説明責任が不十分であったりとか、そういう事が最初に起こるとずっとそれが後々引いて事故繰越しみたいな事になってしまう。というような事があるので、やはり色々な事を進める時には、確かに変更だってあるかもしれない、でも、その変更があるときには、計画にはこうだったけれども、こういう経過で変更するという事を、しっかり市民にも議会にも分かるような形で提案して欲しい、というような事は最後に申し上げておきたい。