飯能市議会(野田直人議長)6月定例会は8日開会し、22日までの15日間の会期中、市(大久保勝市長)執行部が最終日に追加提出する人事案件3件を含めた、条令改正案や補正予算案など20議案と、その他が慎重に審議される。この市議会を代表して議事を整理し会議の運営を統括するのは、議長の権限だが、昨年の市議会議員選挙後に開かれた5月の臨時会で議長に選出された野田直人議員(みどりの会)が、6月定例会も引き続き議長の重責を担う。

 地方自治体の議会議長の任期は、地方自治法上は4年だが、多くの議会で、1年か2年で退任する事を慣例としている例が多い。飯能市議会の場合は、1年で議長が辞職し、正副議長選が行われ新議長に交代する事が一般的だった。

 しかし、1年ごとの議長交代については疑問の声もあり、3年前の平成27年には、26年に選出された正副議長がそのまま留任し2年務めている。議会改革について調査研究する、当時の議会改革特別委員会が、2年間できる事を委員会として決定していた事が背景にあった。

 29年に選出された野田議長の本来の任期は、市議会3月定例会最終日の3月16日だったが、この日までに野田議長からの辞表提出はなく、そのまま留任する形になった。

 野田議長が、その職責に留まる事になったため、それに伴い29年に副議長に選出された中元太副議長(公明党)も引き続き副議長職を務める。

 今回の正副議長の任期は、3年前の先例に従い2年を採用した形となり、新たな任期は31年3月までだが、関係者らの話によると、来年3月まで、野田議長及び中元副議長が正副議長の任期を全うするかどうかは、現在のところ流動的なようだ。

 議長に留任した野田氏は、平成元年に市議に初当選し、7期目。市議会議長、副議長、総務委員長、議会運営委員長、埼玉西部広域事務組合議会議長などを歴任している。61歳。

 引き続き副議長を務める中元氏は平成25年初当選し、2期目。厚生文教委員長、広報委員長、議会運営委員会副委員長などを歴任。47歳。