広域的視点で地域の特性を生かしたまちづくりを目指し、飯能市、所沢市、狭山市、入間市の4市で構成される「埼玉県西部地域まちづくり協議会」(ダイアプラン)に、平成31年度から日高市が加入することが決まった。5月11日に行われた同協議会の30年度定例総会で承認され、18日に開かれた日高市議会(森崎成喜議長)全員協議会で市担当者が報告した。

 日高市は現在、同市、川越市、坂戸市、鶴ヶ島市、川島町、毛呂山町、越生町の4市3町で構成される「埼玉県川越都市圏まちづくり協議会」(レインボー協議会)に加入しているが、飯能、日高、所沢、狭山、入間の5市で組織される埼玉西部消防組合をはじめ、同5市を管轄区域とする埼玉県西部地域振興センター、飯能警察署(飯能・日高)、入間西部衛生組合(日高・入間)など行政的なつながりを重視し、関係市と調整の上、ダイアプラン加入に向けた準備を進めてきた。

 西部地域まちづくり協議会の30年度総会で31年度からの加入が承認され、日高市は今年度、ダイアプランの交流事業への参加をはじめ、同協議会が今年で設立30周年を迎えることから式典への参加などを行い、31年度に正式に加入した後は、同協議会が策定する第3次県西部地域まちづくり構想・計画への参画、公共施設の相互利用に関する協定など各種協定の締結を行う。

 まちづくり協議会は、複数の市町村が自発的に連携して、広域的視点で地域の特性を活かしたまちづくりを進める広域行政推進体制。

 昭和63年設立の西部地域まちづくり協議会は、同一沿線で歴史的・地理的に類似性を持つ4市が互いに交流や連携を深めながら、豊かな魅力あふれる都市圏を創造するため、「未来にきらめく文化都市圏」を将来像とする「埼玉県西部地域まちづくり構想・計画」を策定し、圏域市民の交流事業や公共施設の共同利用、専門部会による広域行政の推進などの活動を展開。

 それぞれの市のつながりを背景に協調し、相互に尊重しながら発展していくため、圏域を強固なダイアモンドに見立てて、「Dramatic creative city」(ドラマチックな創造都市づくり)、「Interaction system」(さまざまな交流を可能とする活動、交流システムづくり)、「Amenity network」(誰もが憩える水と緑のネットワークづくり)を計画の柱にを掲げ、「D・I・A」の頭文字からダイアプランの愛称で呼ばれている。

 一方、昭和62年発足の川越都市圏まちづくり協議会は、古来より歴史・文化のつながりが深く、道路や鉄道により生活圏域が密着している7市町がそれぞれに進めている地域特性を生かしたまちづくりを広域的視点で捉え直し、互いに連携・協力しながら一つの都市圏として発展していくことを目指し、一体となって都市圏づくりを目指すもの。7つの光が未来へのかけ橋になることを意味し、平成8年3月に基本構想・基本計画(レインボープラン)を策定、広域行政を推進していることから、レインボー協議会と呼ばれている。

 日高市はこれまで、レインボー協議会加入の市町と公共施設の相互利用、広報紙への相互掲載、広域観光ガイド、交流事業などを実施しており、ダイアプラン加入に伴い同協議会から脱会するか否かは未定。今後の同協議会への関わり方について市担当者は、「市民の不利益にならないよう各構成市町と協議を進めていく」としている。