今週末からライトアップされる割岩橋(後方)と飯能河原。手前はステージ広場

今週末からライトアップされる割岩橋(後方)と飯能河原。手前はステージ広場

 飯能市は、大型連休前半の今週末28日から、飯能河原に架かる割岩橋と周辺樹木などに照明を当てたり、画像を投影する初の「割岩橋ライトアップ」を始める。時間は日没から午後10時までで、実施期間は毎夜1年間。同日午後7時からは、同橋袂のこども図書館前で点灯式が行われる。

 同取り組みは、市の代表的行楽地である飯能河原に架かる割岩橋と周辺の夜間景観に光のアクセントをつけて新たな集客を図り、地域の経済的効果へ繋げるのが狙い。市はこの事業のため、約3200万円の予算を投じた。

 ライトアップする場所は割岩橋両袂、欄干・アーチ・歩道部分、同橋周辺樹木、下方の河原など。合計12基のスポットライトやLEDライン照明などを使い、橋全体に多彩な色彩を照射して、夜間空間に浮かび上がらせる。

 光の照射、照度の操作は、子ども図書館側の同橋袂に設置する機器で自動管理する。ライトアップの照度等は常時一定ではなく、日没から徐々に照度を上げて午後8時で最大値とし、その後、ライトアップ終了時間の10時に向けて光量を下げる。

 橋の両袂に6基づつのスポットライトを設置するほか、欄干部分には総延長で170メートルになるLEDのライン型照明を取り付ける。

 また、アーチ部分の2か所にはプロジェクタースポットライトを設置し、真下の歩道面に市のイメージキャラクター「夢馬」や季節感のある画像を投影する。プロジェクタースポットライトは、照明機能と画像投影機能を融合した装置。国内で使われるのは、今回の割岩橋ライトアップ事業が初めてという。

 このライトアップ事業には、設計段階から国内の有名テーマパークなどでライトアップやプロジェクションマッピング(映画のスクリーンではなく、建物など凹凸のある物体に映像を映し出す技術)を行った担当者が参画した。

 市は、「美しい森林と清流に囲まれた飯能河原で割岩橋のライトアップにより、魅力的なロケーションを創出する」としている。

 割岩橋は、昭和60年3月に飯能河原を跨いで架橋された延長75メートル、幅員3メートルの自転車と歩行者専用の橋梁。

 子ども図書館がある市街地側の久下地区と大河原地区を結んでおり、周辺住民の生活道のほか、西武飯能駅を降りた遠足の児童や、川遊び客らの飯能河原までのアクセス橋、さらには遊歩道としての役割も有している。