冬季五輪に挑む聖望卒の渡邊選手

冬季五輪に挑む聖望卒の渡邊選手

 9日から25日まで開催される平昌冬季五輪にスピードスケート・ショートトラック日本代表として出場する渡邊啓太選手(25)=大阪・阪南大職員=は、飯能市中山の聖望学園高校の卒業生。在学中から国体で優勝を飾るなど活躍を続けており、五輪でのメダル獲得へ学校関係者から声援が送られている。

 渡邊選手は川越市出身。幼い頃からスケートに親しみ、高校時代は川越スピードスケートクラブに所属し大会に参加。在学中から、第63~65回の国民体育大会冬季大会スケート競技会ショートトラック・少年男子1000メートルで3連覇を達成するなど将来を有望視されていた。

 高校卒業後は大阪府の阪南大学に進学し、同大卒業後は職員として勤務。平成29年1月の全日本ショートトラックスピードスケート選手権大会で総合優勝し、同年3月の世界ショートトラック選手権大会は総合19位。同年10月のW杯第1戦では5000メートルリレーで銅メダルを獲得。平昌五輪では個人500、1000、1500メートルと5000メートルリレーの最大4種目に出場する可能性がある。

 渡邊選手は聖望在学中を振り返り、大谷明教諭、犬束勉教頭には多くのサポートをしてもらったと感謝を述べ、「夢や目標を達成するために努力を積み重ねることはスポーツも勉学も同じ、叶うと信じて努力してほしい。聖望学園は努力をしている人のサポートをしてくれる」と話し、「良い準備をして勢いのあるレースをしてくるので、ぜひ応援よろしくお願いします」と呼び掛けた。

 同校の大谷教諭は、「とても真面目で勉強もスケートも真摯に取り組み、文武両道だった」と話し、当時の渡邊選手の人柄や活躍を高く評価し、学校側からスケートシューズやウェアの購入を支援するようになったという。

 また、学級担任を務めた犬束教頭は当時、「人から応援されるような選手を目指せ」とアドバイス。「結果が出ず、苦しい時も努力を続けてきたことで、今の彼がある。その姿は夢を持つ生徒たちの希望になるのでは」と話し、渡邊選手の五輪での活躍へエールを送っている。