1区のスタートを切る川内選手(中央)

1区のスタートを切る川内選手(中央)

 28日の奥むさし駅伝で、埼玉県庁走友会Aの1区に出場した公務員ランナーの川内優輝選手(30)は、区間1位の警視庁陸上部・小根山泰正選手と13秒差の29分41秒で区間5位に終わった。都道府県対抗駅伝の埼玉代表で活躍した牟田祐樹選手や親交のあるケンブリッジ大OB会の選手、また、高校の部の東農大三・橋本龍選手にも先行され、エース級の揃った1区での完敗を認めた。

 6度目の出場。全区間での区間賞を目標に掲げ、これまで4区間で区間賞を取り、あとは1区と3区の2区間を残すのみだが、前回はレース前に体調を崩し3区で9位、今年は1区で強豪たちに阻まれた。

 それでも、常に前向きな姿勢が川内選手の持ち味。閉会式では「今回は初めて1区を走らせてもらったが、強い選手が多く、いい経験をさせて頂いた。奥むさし駅伝がレベルの高い駅伝ということを改めて認識した。短い5キロ前後の区間だとマラソンランナーでもある程度走れるが、10キロ前後になるとタイプによってはなかなか難しいのではと感じた。私の自己ベストは5000メートルが13分58秒、1万メートルは29分2秒と28分台で走れていない。私は5000前後の方が向いているのかなと改めて感じた」と振り返り、「きょうのレースから学んだことを反省して次に生かしていきたい。来年もまた1区を走るかは分からないが、どこかの区間には必ず出てくると思うので、その時はよろしくお願いします」と笑顔を見せた。

 また、「雪の影響が心配されたが、これだけ道に雪が残っていないというのは、本当に地元の方々の努力のおかげ」と感謝。沿道の人気は相変わらずで、1区を走り終えた後、東吾野駅入口の第1中継所近くの休憩所で市民に囲まれ、写真撮影に応えたり気さくに談笑する姿が見られた。