埼玉県は、1医療機関(定点)当たりのインフルエンザ患者数が急増しているとして24日、インフルエンザ流行警報を発令した。飯能市内でも学級閉鎖をする公立小中学校がめだち、1月15日から24日までの間で、25クラス(7小学校、4中学校)が一定期間(1~4日)、閉鎖の措置を講じた。

 市教育委員会学校教育課によると、1月15日(各校から教委への報告日)から24日までのインフルエンザ等による学級閉鎖数は、小学校12クラス(美杉台、加治、加治東、飯能第一、飯能第二、双柳、富士見)、中学校13クラス(飯能西、吾野、加治、美杉台)の合計25クラス。

 このうち、加治小学校では、17日から26日までの間で5クラス(2~5学年)が3日間閉鎖となり、全小学校中最も多い学級閉鎖数となった。

 また、中学校については飯能西中が16日から27日までの間に8クラス(全学年)が閉鎖され、こちらは小中校含め最多となった。

 県内の今シーズンのインフルエンザ状況は昨年11月後半、流行期に入り、翌月中旬に流行注意報が発令されている。1月になり、さらに患者数が増加しているとして、県は注意報を警報へと引き上げた。

 県によると、1月15日から21日までの1医療機関当たりのインフルエンザ患者の報告数は、前の週を32・17人上回る61・63人。これは、調査開始した平成11年以来、過去最高値という。

 さらなる流行拡大が懸念されることから、県はホームページなどを通じ、インフルエンザ予防として、▽マスクの着用▽手洗い▽適度な湿度▽休養▽栄養摂取を挙げる。感染した場合については「早めの医療機関の受診」「安静にして休養をとる」「水分を十分に補給する」「外出を控える」ことなどを呼び掛けている。

 一方、飯能市は子どもの健康保持増進と子育て世帯の経済的負担軽減を目的に、生後6か月から中学3年生までを対象に、インフルエンザ予防接種費用を全額助成しているが、今年度の助成期限が1月31日(各医療機関の最終診療日)に迫っている。

 インフルエンザ予防接種の費用が全額助成されるのは、生後6か月から中学校3年生まで。今年度の対象者は1万6334人となり、前年度を199人上回っている。接種できる回数は13歳未満で2回、それ以上で1回。