新年への期待を込め杯を掲げる出席者

新年への期待を込め杯を掲げる出席者

  飯能市の各界代表や企業のトップらが一堂に会して新年の幕開けを祝う市主催の新年祝賀式「おめでとう飯能」が5日、ヘリテイジ飯能で開催され、350人を超える出席者で賑わった。新年の挨拶に立った大久保勝市長は、今秋に開園を控えた宮沢湖の「メッツァビレッジ」、阿須の「トーベ・ヤンソンあけぼの子どもの森公園」のリニューアルをはじめとする事業を紹介、市民や関係者の協力を得ながら職員とともに身を粉にして「消滅可能性都市」から「発展都市」へ、日本一の飯能市を作るために努力すると誓った。

 式は立食形式で行われ、美杉台中学校吹奏楽部の演奏で幕を開け、大久保勝市長、野田直人市議会議長、大塚拓衆議院議員、内沼博史県議が挨拶。飯能商工会議所の矢島巌会頭の音頭で乾杯した後、出席者はテーブルを囲んで歓談した。

途中、飯能市茜台に練習拠点を構え、女子サッカーなでしこリーグで活躍する「ちふれASエルフェン埼玉」の西山裕彦理事長、ちふれ化粧品の片岡方和社長、エルフェンの選手らが挨拶。締めには飯能市自治会連合会の豊田義継会長の音頭で万歳三唱が行われた。

 挨拶で野田議長は「大久保市長が日本一の市を目指しているのと同じく、我々飯能市議会も日本一の市議会を目指している。日本で最初にタブレット端末を導入した議会運営、市の農ある暮らし、教育、福祉、鳥獣対策などの事業について、多くの市が飯能市に視察に訪れている。市長の特段の配慮により、行政視察に来られた際には職員が玄関で出迎え、他の市から議長に対しても“本当に飯能に来て良かった”、“感激した”との手紙を頂いている」として、市や議会の取り組みを紹介、一層の理解と協力を呼びかけた。

 また、大塚衆議院議員は「相場の格言で申酉騒ぐ、戌笑うというのがある。申年、酉年は相場が上がったり下がったりと色々あるが、戌年はしっかり成果が出て笑えるようになるというもの。飯能市においても、メッツァビレッジの開業をはじめ、住み良い飯能、選んで頂ける飯能に向けての取り組みが進み、次の発展に向けた舞台装置が整いつつある。大きな節目の年になると心得、私も市の発展のために国政の場で全力を尽くしたい」。

 内沼県議は「西部地域に光を当てもっと発展させようと、自民党県議団は地域未来産業構想を立ち上げ、鶴ヶ島の農業大学校跡地を中心に鶴ヶ島ジャンクションから半径10キロの地域を地域未来産業の拠点ゾーンにしようと提案し、昨年12月に国から承認を頂いた。飯能市もこの拠点となっている。将来的に特区として規制を緩和し、地域発展につながるよう頑張って参りたい」などと述べ、今年1年の市の発展に期待を寄せた。

▽大久保市長の挨拶(要旨)は次の通り。

 新年あけましておめでとうございます。皆様にはご家族お揃いで素晴らしい新春をお迎えのこととお喜び申し上げます。

 数年前、どなたが言ったかは分かりませんが、「消滅」という言葉を飯能市に頂いた。飯能市民はこぞって「違うよ」と。そして、「発展都市」をスローガンに掲げ、昨年も堂々と進んで参りました。

 私は民間の繁栄は市の繁栄、市の繁栄は市民の幸せにつながると毎日のように申し上げてきました。私が市長である限り、民間の繁栄をしっかりと応援し、市の応援もして頂く。これが飯能市の魂であり、市の隆盛につながると思っています。

 本年も数々の事業を展開して参ります。いよいよこの秋、市民待望の、いや日本中が待ちかねている「メッツァ」がオープンします。この間、私も大汗をかかせて頂いたが、職員の汗、市民の汗の結晶が秋の開園につながると感じています。

 本年も素晴らしい飯能市にするためには、まずは職員の旺盛なやる気、そして、市民、市に関わる全ての方の限りないご支援が必要でございます。私以下、職員が身を粉にし、日本一の飯能市を作るために一丸となり、「消滅可能性都市」から「発展都市」へ羽ばたきたいと思っています。

 昨年は酉年でした。1年かけて羽ばたく準備をいたしました。まさに基礎作りをしたわけでございます。鳥というのはただ飛ぶ訳ではありません。飛ぶ準備をいたします。1年をかけてしっかりと土台作りができたと思っています。

 今年は戌年。全てにおいて飯能市がナンバー「ワン」になれるように、そして、ずっと言い続けている「うれしい」「楽しい」「素晴らしい」の3Cに加え、戌年の「ワンダフル」という言葉を念頭に置き、市政運営をして参りたい。本年も限りない隆盛となるようお願いいたします。