飯能市の宮沢湖畔に来年秋、ムーミンテーマパークを構成するゾーンの一つ「メッツァビレッジ」(面積16万3000平方メートル、入場無料)が開場する(もう一つのゾーン「ムーミンバレーパーク」(同7万3000平方メートル、有料)は平成31年春開場)。市は、飯能駅からメッツァまでの移動手段として、ウォーキングのニーズも高まると予想、宮沢湖に接する市街地外縁部の中山地内などで遊歩道整備を進める方針でいる。

 メッツァまでの交通アクセスについては、現段階で公共交通機関やマイカー利用が中心と見られているが、最寄駅である飯能駅や東飯能駅からの徒歩による移動も予想される。

 12月定例議会の一般質問で、ある保守系議員が飯能駅周辺とメッツァを結ぶ回遊ルートの構築を取り上げ、「駅からメッツァに行く際、町中を通って途中から森の中をハイキングで移動することも可能ではないか」と指摘、市にルート整備事業の有無について質した。

 この質問に対し、答弁に立った青田精一産業環境部観光推進担当部長は、「メッツァのオープンによって徒歩で現地へ、またメッツァから駅周辺までウォーキングしてみようというニーズが増えてくると考えられる」とした上で、中山地内の加治神社付近からメッツァに向かう遊歩道について、ウッドチップ舗装や階段の改修など年次的に整備を進める考えを明らかにした。

 同部長は、「この遊歩道はメッツァへ続く道であるため、路面の整備にとどまらず、脇にベンチを設置したり、沢に架かる橋を雰囲気のあるものにしたり、どこか北欧を感じさせるような、自然と心地良くなるような雰囲気を持った遊歩道にしていきたい」とルート整備の方向性を提示。

 さらに、駅周辺から遊歩道までの間については、引き続き案内板や指導標などの設置を進めていく予定だとし、町中の路地や通りについても、「楽しみながら歩いてもらう工夫の必要性は感じている」と述べ、ルート上で魅力を高めるための事業展開の考えを示した。