桟橋で次々に釣り上げる釣り人

桟橋で次々に釣り上げる釣り人

 飯能市名栗湖のワカサギ釣りが1日、解禁を迎えた。午前7時の合図と同時にこの日を待ち侘びていた約30人の釣り人が、湖へと一斉に繰り出して、ピチピチと跳ねる銀白色のワカサギと、およそ半年振りの対面を楽しんだ。

 釣り場は、認定NPO法人名栗カヌー工房下の指定されたわんど(入り江)部分。釣り人たちは、心をときめかせながら同工房が用意したレンタルボートに乗船したり、カヌー発着場の桟橋へ渡り、湖へと仕掛けを投入した。

 訪れた釣り人は、市内外から約30人。このうち、川越市の前野孝さん(62)は、湖の沖に向かって伸びる桟橋の最も岸寄りに陣取り、朝早くからテンポ良く釣り上げて、全釣り人中、最多となる510匹を記録するという大漁。サイズは、今年孵化した4~5センチが中心だが、たまに7~8センチも混じった。

 「どこへ行っても、解禁日というのはいいね。名栗湖は、特に近いから最高。今日は久しぶりのワカサギ釣りなので、力んじゃいけないと、リラックスできるようにビールを飲んできたよ」とジョークを交えながら、満面の笑み。

 桟橋でワカサギが最も釣れたタナは、水深2・5から3メール。前野さんは、半分にちぎったサシ虫を餌に、竿を上下しながら釣果を稼いだ。

 先月中下旬に入間漁協(古島照夫組合長)が実施した、ワカサギの試し釣りは芳しくなく、解禁日の釣果が心配されたが、それも杞憂に終わり、関係者も一安心。

 状況が好転した要因について、漁協組合員で釣り場監視員も務めるカヌー工房の男性スタッフは、「台風21号の影響で、ダムの貯水が満水になったことと、水が濁って魚が上ずっていたのが良い結果に結びついたのでは」と見る。

 期間中、名栗湖で釣りができる時間は、午前7時から午後4時半まで。来年3月末日まで楽しめる。カヌー工房に問い合わせをすれば、スタッフによって記録されている毎日の釣果を教えてくれる。

 入漁料は700円。ボート使用料は、入間漁協の組合員で1500円、一般の釣り人の場合で2500円(いずれも1日)。

 問い合わせは、入間漁協(973・2389)、名栗カヌー工房(979・1117)へ。