「過去最高の総合力」と語る徳本監督(中央)と、出場登録選手

「過去最高の総合力」と語る徳本監督(中央)と、出場登録選手

 徳本一善監督の指導の下、頭角を現しつつある駿河台大学駅伝部(飯能市阿須)は、14日に国営昭和記念公園(東京都立川市)周辺で開催される第94回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)予選会に出場する。

 本選初出場を目指す同部を力強く送り出すため、同大の第2講義棟1階エントランスで壮行会が行われ、昨年以上の多くの学生や教職員らが集まりエールを送った。昨年の成績は一昨年同様、順位は19位だったが、タイムは10時間34分59秒で、約6分半落としたため、今年は、10時間20分から25分のタイムを目指し、17位以上から本選出場を伺う。

 昨年、箱根駅伝に関東学生連合チームの一員として出場し、非公認ながら区間2位の好記録を出した平賀喜裕選手は今春卒業。今回、平賀のような絶対的エースはいないが総合力は上がり、昨年を上回る好記録が期待される。同部に対する市民の注目度は、年々高まる一方だ。

 正月の風物詩として国民に定着しつつある箱根駅伝には、前年の大会でシード権を獲得した大学10校と、今回開催される予選会を通過した10校の計20校に加え、関東学生連合チームが出場。同連合チームとは、予選会で出場権を得られなかった大学の中から個人成績の上位選手を選抜し、一つのチームとするもの。

 同校は、チームでの出場はないが、平賀が2年連続連合チームの一員として箱根路を好記録で駆け抜けたため、同大駅伝部の活躍を市民は熱く期待している。

 14日の予選会には49校がエントリー。各校から12選手が出場し、それぞれ各人が20キロメートルを走り、各校の上位10人の合計タイムを競い、本選への出場権を手にする10校が決まる。

 壮行会では、出場登録選手と徳本監督が壇上に上がり、須藤結衣マネージャー(現代文化学部4年)から一人ずつ紹介された。

 その後、吉田恒雄学長が「私も、何回か予選会を見たが、伝統校は層も厚く底力もあるし、新しく出てきた大学も力を付け追い上げてきている。徳本監督の厳しい指導と綿密な計画に従って、皆さんも練習を積んでこられた。予選会では、是非この力を十分に発揮し、私たち全員の夢である箱根駅伝出場を果たしてもらいたい。立川で応援する大きな声が、選手の背中を押し出場につながると私は信じている。全員一丸となって、駅伝部を応援したい」と激励。

 続いて、親崎達朗副主将(現代文化学部4年)が「予選会に向けて、春には宮崎県、夏には、岐阜、福島、山形県に行き強化合宿を行ってきた。予選会では、駿河台大学という看板を背負ってチーム全員で戦い抜く。また、皆さんの応援が大きな力になるので、応援をよろしくお願いします」と決意表明。

 徳本監督は「今回は、比較的バランスの取れたチーム。去年、一昨年、平賀というすごい活躍を見せた絶対的なエースが抜けたが、今年はエース頼みではなく、一人ひとり役割を全うしようと、総合的な力を付けきた。選手たちは、今日この日まで頑張り、過去最高の総合力のあるチームに仕上がったと思っている。1秒でも選手を早く走らせ、過去最高順位、過去最高タイムを出すためには、皆さんが個人個人の名前を呼ぶような声援が力となる。何とか本選出場に向け頑張るので、応援お願いします」と締めくくった。

 インタビューに、徳本監督は「17位から21位くらいの位置にいるが、17位以上を取って行かないと、本選出場は見えてこない」と、まず上位校の層の厚さを語った。

 今年の強みを聞かれると、「全員がレベルアップし、総合タイムは去年より期待できる」と、手応えを感じている様子。そのために、追い込みの時期には、1日60キロ走り強化を図ってきたという。

 特に期待する選手として、「4年生の川口昂平(現代文化学部)が、かなりいい練習が出来、また、1年の吉里駿(法学部)が、エースと思えるほど、かなり力を付けた」と、二人の名を挙げた。

 「川口が経験を活かし、経験のない吉里が怖い物知らずではまれば、いい記録が出せるのでは」と期待を込めた。

 当日は、午前9時35分、選手が箱根路を目指し一斉にスタートする。

 出場登録メンバーは次の通り。敬称略。カッコ内は学部(法は法学部、経は経済経営学部、現は現代文化学部)と学年。

 ▽親﨑達朗=副主将(現4)▽河口昂平(同)▽鈴木侑太朗(同)▽寄木康弘(同)▽大村礼也(法3)▽髙橋将平(現3)▽清水涼雅(経2)▽中根悠貴(同)▽流田直希(現2)▽馬場凌太(同)▽福谷駿(同)▽石山大輝(現1)▽河合拓巳(同)▽吉里駿(法1)