スギ丸太を削って仕上げた丸々太ったブタ

スギ丸太を削って仕上げた丸々太ったブタ

 認定NPO法人名栗カヌー工房(飯能市下名栗)は、飯能地方の山林で産出されたスギやヒノキを材料にしてカヌーを手作りする埼玉県唯一の工房。代表理事を務めるのは、彫刻家と木製カヌービルダーの二つの顔を持つ山田直行さん(67)。

 カヌー製作はお手の物だが、彫刻家としての山田さんが最近手掛けた作品は、なんと「ブタ」。

 飯能河原の堰付近でバーベキュー場を運営する企業の製作依頼を受けて、およそ1か月で仕上げたもの。

 直径約60センチのスギの丸太を使い、体長約80センチ、体高約60センチ、重さ約30キログラムのムチムチ感たっぷりのブタを、ノミを巧みに操って整形した。短い足とクルリと巻いた尻尾は胴体とは別に作り、後で接着した。

 「工房の作業小屋でブタを彫っていると、工房に来た人たちが『かわいい、かわいい』と見学していました」と山田さん。完成後、しばらくは工房内に展示されていたが、このほど無事に「出荷」。

 愛嬌溢れるブタは、8月4日に飯能河原堰付近にオープンする予定のバーベキュー場「リバランタ」に、施設のマスコットとして展示されるという。