投票率の高さを示した投票区の一つ「あすなろ会館」(下名栗)

投票率の高さを示した投票区の一つ「あすなろ会館」(下名栗)

 現新3人が立候補した市長選挙で、有権者は大久保勝氏(64)に今後4年間の市政運営を託した。炎暑の飯能地方をさらに燃え立たせた選挙戦だったが、投票率については、前回平成25年の5760%を1484ポイント下回る4276%と、低投票率化に歯止めがかからない。

 ただ、期日前投票については今市長選挙で5900人が利用し、市長選単独だった平成21年の2824人を大きく上回っている。

 今市長選挙の選挙当日の有権者数は、6万8019人(男3万3778人、女3万4241人)。このうち、4276%の2万9084人(男1万4482人、女1万4602人)が投票した。

 有権者の選挙への関心は低く、参院選と同日だった前回平成25年の5760%を1484ポイント下回った。また、市長選単独で実施された平成21年と比べて、0・72ポイントというわずかだが、下回った。

 その中にあって、市内30か所の投票区の中で、最も投票率が高かったのは「ふるさと会館」の6883%。そして、「保健センター名栗分室」6520%、「あすなろ会館」6318%の順で続く、いずれも名栗地区の投票区。言わずと知れた大久保氏の地元だが、この名栗地区内の投票区が、トップ3を独占した。

 以下は、4位「吾野地区行政センター」5082%、5位「旧北川小学校」5018%、6位「東吾野地区行政センター」5015%、7位「一丁目クラブ」4962%、8位「南高麗地区行政センター」4753%、9位「西川小学校」4684%、10位「飯能西中学校」4646%。山間部といわれる地区での投票率の高さが、目立つ結果となった。

 ワーストの投票率を記録したのは、下川崎農業センターで、3707%だった。

 期日前投票についてみると、期間6日(3日~8日)の各日利用者は、3日529人、4日519人、5日785人、6日1000人、7日1300人、8日1767人となり、後半にかけ尻上がりで伸び、合計5900人(男2790人、女3110人)が利用した。

 市長選での全投票者数に対する期日前投票利用者の割合は約20%。

 平成25年執行の前回市長選挙で期日前投票所に足を運んだ有権者は7039人と最多だが、同選挙は参院選との同日のため、参院選との相乗効果で市長選の期日前投票利用者が増えたものと見られている。25年同日選での期日前投票の期間は参院選16日間で、このうちの6日間が市長選に充てられた。