傘を手に有権者に訴える長谷川候補。右は新井巧市議

傘を手に有権者に訴える長谷川候補。右は新井巧市議

見送りを受け、遊説車で街中に繰り出す大久保候補

見送りを受け、遊説車で街中に繰り出す大久保候補

演説会場に駆け付けた住民と握手する椙田候補

演説会場に駆け付けた住民と握手する椙田候補

▽長谷川順子候補

 長谷川順子候補(44)=無所属(共産推薦)・赤沢=は4日、吾野、東吾野、南高麗、加治地区などで遊説。知人のミュージシャンが書き下ろした「じゅんこソング」を流し、ほのぼのした曲調に乗せて、これまで政治や選挙に無関心だった層に支援を呼び掛けている。

 岩渕や落合周辺では、入間川の水と混ぜ入間川右岸の一部地域に配水されている、県企業局による上水「県水」の問題について触れた。

 「人は水なしでは生きていけない。市は本郷浄水場を休止・廃止し県水を本格的に導入しようとしている。私は同浄水場を建て替え、おいしい水が提供できるようにしたい」。

 市民活動を通じて長谷川候補と知り合った岩沢の平賀千草さん(65)は、「市は十分な水源があるにも関わらず、県水を導入している。かつて12万人都市構想を仮定した上で導入したが、現在は人口を維持するのも大変な状況。本郷浄水場だけで3万人分の水をまかなえるのに、老朽化したからといって休止し、廃止する方針を示している。受水量を見直し、本郷浄水場を立て直す、飯能の水を安定して供給するという公約は3候補の中でも彼女だけ」と支持している。

▽大久保勝候補

 「土台作りが終わり、いよいよ皆さんと素晴らしい飯能を作る時が来た」。

 再選を目指す大久保勝候補(64)=無所属(自民・公明推薦)・下名栗=は、台風が近づく4日、本町の商工会議所など中心市街地2か所で演説、実績などをアピールした。

 商議所前で最初にマイクを握ったのは、仲町の吉田屋呉服店の吉田行男さん。「選挙応援は2回目だが、私利私欲に走らない大きな人物」と感じ、この場に立ったという。次に古島照夫入間漁協組合長も「応援は初」と語り支持を訴えた。

 大久保候補は「お金を潤沢に稼げる市長が、求められる時代になった。ムーミンが棚から牡丹餅が降ったように誘致できたわけではなく、奈落の底に何度も陥った。攻めの姿勢がなければ隆盛はない。ムーミンばかりでなく、飯能市が変わるときが来た。これからも頑張れという大きな支援を頂き圧倒的大勝利を」と、2期目への思いを語った。

 夕方、八幡神社で行われた演説会は雨が降り出したが、大久保候補は、雨を物ともせず熱弁を振るった。

▽椙田博之候補

 「ここは現職の地元だが、新しい飯能を望むならば、私を選んでほしい」。

 椙田博之候補(53)=無所属・川寺=は4日午前、対戦候補の一人、現職大久保勝氏のお膝元、名栗地区で、こう声を振り絞った。

 人口集中地区の自身の選挙地盤から、山間地へと選挙カーを向けた陣営は名栗庁舎前、旧ハミングの2か所で政策を訴えたが、演説会場に足を運んだ地元有権者の姿はわずかで、椙田陣営は堅固な現職地盤を思い知らされた格好。

 しかし、少し離れた場所で椙田候補の演説を聞いていた男性(84)は、「山林の問題について、しっかりと取り組んでほしい。今の市の職員による見回り隊(対策隊)は、効果がない」と指摘するなど、同候補への期待感も。

 名栗庁舎前で椙田候補は「林業は森林組合等のスペシャリストを活用し、もっと改革をしたい。今の野生鳥獣の対策は、まったく役に立たない。ここもプロフェッショナルな集団を使い、問題を解決する。山に広葉樹も増やす。名栗地区の問題は私に任せてほしい」と意気込んだ。間柴新作後援会長(43)は「心強いお言葉を多くの皆さんから頂いている」と話す。