7月2日告示、9日投開票の任期満了(8月7日)に伴う飯能市長選挙に、赤沢在住の長谷川順子氏(44)=無所属=が出馬する。労働組合、市民団体、共産党飯能市委員会で構成される「住みよい飯能市をつくるみんなの会」(杉田實会長)の推薦。

 同市長選には、2選に向けて現職の大久保勝氏(64)=下名栗=と、4月市議選への立候補を見送った前市議の椙田博之氏(53)=川寺=の2人が出馬の準備を進めており、長谷川氏の表明で、三つ巴が決定的となった。

 長谷川氏は、原市場小、原市場中、県立飯能高校卒。子育て中の母親たちによる原発被災者や難民支援のチャリティーバザー「ぐるぐるマーケット」の実行委員などを務めるほか、平成27年には選挙や政治の仕組みなどについて知識を深める「はんのう投票率向上委員会」を立ち上げるなど政治、子育て、環境問題などに強い関心を持つ。子育て支援事業を展開する「子育てサロン」には携わって10年以上が経過する。

 今回、周囲の強い勧めもあり、飯能市の舵取りを決める市長選挙への出馬を決意した。

 推薦団体は地元労組、新日本婦人の会、飯能民主商工会、共産党飯能市委員会など11団体と個人で構成される「住みよい飯能市をつくるみんなの会」。会長の杉田氏は、平成21年7月26日執行の飯能市長選に無所属で出馬、4候補者(沢辺瀞壱、野口和彦、小久保達氏)中、当選した沢辺氏に次ぐ7291票という2番目の得票数で、存在感を示した人物。

 長谷川氏は同会とともに政策を立案。①安心して暮らし、自分らしく生きられる飯能、憲法をいかすみんなの市政をつくります②医療・介護、子育てなど福祉を守る立場で、国・県にも声をあげます──の2点を柱に、「子育て支援策の充実」「医療・介護など福祉の充実」「安心して生活できる『足の確保』を目指す」を掲げた。

 また、入間川右岸地区などに配水されている「県水」についても重要課題として認識、「県水の見直しで自主水源を確保する」と強調する。

 「素人に何ができるのかと、言われる方も多いかもしれません。しかし、私が市長選に立候補する決意を話すと、選挙に関心のなかった若いママたちも含めて、自分たちが子育てに悩み、苦しんできたことに市政が応えてくれるかもしれないと立ち上がっています」と言う長谷川氏は、「現市長は『市長が替われば市政は変わる』と言われますが、私は『市民が変われば、市政も変わる』と思います。弱い立場の人、声を出すこともできない市民の立場に立って、素人でも市政を頑張りたいという気持ちは、誰にも負けません」と確固たる自信を覗かせる。

 具体的な政策や市政運営については、「職員、議員、関係する市民、全ての地域住民のみなさんと共に考え、共に作りあげていく市民参加のまちづくりをめざしていきたい」としている。

 飯能のまちを潤す入間川が流れる赤沢で、両親、夫、3人の子どもと暮らす。専業主婦。

 支援母体の同みんなの会は16日、県立飯能高校西方の山手町に事務所を開設する。