定例記者会見で4年間の成果や2選目への意気込みを語る大久保市長(左は上副市長)

定例記者会見で4年間の成果や2選目への意気込みを語る大久保市長(左は上副市長)

 飯能市は5日、記者会見を開き、市執行部が9日開会の市議会(野田直人議長)6月定例会に提案する市税条例の一部改正案などを発表した。その中で、大久保勝市長は、「成果も出ましたが、これまでは基礎作りにまい進した4年間でした。当選させて頂けるならば、基礎の上に棟上げできるように、大汗をかかせて頂きたい」などと、引き続き市政を担う強い意欲を語った。

 任期満了に伴う飯能市長選は7月2日告示、9日投開票。これまでに、大久保氏(64)=無所属(自民・公明推薦)=のほか、新人で前市議の椙田博之氏(53)=無所属=が名乗りを挙げ、共産党も、女性候補擁立に向け最終調整に入った模様。「保保革」三つ巴の構図がはっきりしつつある。

 大久保氏は、昭和27年9月生まれ、飯能高校、大東文化大学経済学部を卒業後、名栗村に入職。同村勤務20年を経て、平成15年4月の村議選に初当選。名栗村と飯能市が合併後、飯能市議を2期務め、同25年、「無投票阻止、山村地域の活性化」などを掲げ、4選を目指した現職の沢辺瀞壱市長に挑み、約2000票の差で初当選を果たした。

 この選挙戦で、大久保陣営を選対本部長として全力で支えたのが、今回は袂を分かつ形になった椙田氏。

 大久保氏は、会見の中で、「この4年間の市政の成果としては、まずは、市長、副市長以下全職員が一体となってやるんだという意識が向上し、職員の対応が良くなったという声をよく聞くようになりました。メッツァの誘致、子どもインフルエンザの予防接種無料化、子ども医療費の無償化など、個々にはいろいろありますが、市長が変われば市も変わるという事を市民に体感してもらえたと思います」と、4年間の実績を語った。

 今後4年間で目指すべき市政としては、「しかし、まだ道半ば、自分の気持ちを燃え立たせて攻める姿勢で、積極的な市政運営に当たりたい。具体的には、精明東部や、飯能の町中にも企業を誘致して雇用を確保したい。誘致した企業が業績を上げ繫栄すれば、法人税など税収も向上し、市も繁栄し市民の幸せにもつながります。第5次総合振興計画を立てましたが、これは実行のための計画で、市長に就任させて頂ければ実行への道をたどっていきたい」など、思い描く今後の施策の一端を披歴した。

 6月定例会に提案される議案は、条例改正案3件、下水道特別会計を6716万3千円追加するなどの補正予算案4件、道路の廃止と認定議案3件。議会最終日に、農業委員会委員の任命など人事案件12件が追加上程される。

 また、市は、西川材プロモーションビデオ『西川材物語』の制作など、西川材利用促進事業の実施状況なども発表した。

 このビデオは、駿河台大学と共同制作したもので、西川材の育成から、伐採、加工、流通、建築まで分かりやすく紹介したもので、上映時間約2分のフルバージョンと、約30秒のショートバージョンがある。

 市役所HPで、5日から閲覧が可能になっているほか、市立図書館や、市内13地区の各行政センターでも今後DVDの貸し出しが行えるようになる。

 6月定例会は9日開会。23日が閉会日で、9日後の7月2日が、市長選立候補届出日。受付は市役所5階第2委員会室で午前8時半から午後5時まで。開票は9日午後9時10分から飯能第一小学校体育館で行われる。