議長に森崎氏、副に大川戸氏 定例会開会日に正副議長選

議長席に座る森崎氏(中)と副議長就任の挨拶を行う大川戸氏(左)

 25日に開会した日高市議会6月定例会で正副議長選挙が行われ、議長に森崎成喜氏(67)(絆の会)、副議長に大川戸岩夫氏(67)(清風会)が選出された。

 議長選には他に平井久美子氏(みんなの会)、副議長選には田中まどか氏(みんなの会)がそれぞれ立候補したが、森崎氏、大川戸氏はいずれも出席15議員(稲浦巖議員は欠席)のうち12票を獲得し当選を果たした。

 議長に就任した森崎氏は平成15年に初当選し4期目。副議長、総務常任委員長、建設経済常任委員長、市民建設常任委員長などを歴任した。

 副議長に就任した大川戸氏は平成19年初当選し3期目。総務福祉常任委員長、文教経済常任委員会副委員長、議会運営委員会副委員長などを務めた。

 正副議長選にあたっては、開会前に立候補者が議場で所信を表明。議長選立候補者として平井氏、森崎氏、副議長選立候補者として田中氏、大川戸氏の順にそれぞれ決意を表明し、開会後、本会議中に選挙が行われた。

 投票は欠席の稲浦議員を除く15議員で行われ、議長選は森崎氏が12票、平井氏が3票、副議長選は大川戸氏が12票、田中氏が3票を獲得。いずれも保守・公明が森崎・大川戸氏、みんなの会・共産が平井・田中氏に投票したと見られる。

 議長に就任した森崎氏は「厳正なる選挙において当選の栄を頂いた。皆様のご協力、ご指導を受けながら日高市繁栄のために一生懸命頑張りたい」。また、副議長となった大川戸氏は「議長を支え、円滑な議会運営に努める」と抱負を述べた。

 その後、谷ケ﨑照雄市長から提出された平成29年度一般会計補正予算、日高市税条例の一部改正、都市計画税条例の一部改正、市道の路線の認定、教育委員会委員の任命など8議案の提案説明が行われた。

 歳入歳出予算に5761万5000円を追加し総額を181億761万5000円とする平成29年度一般会計補正予算案には、浄化槽転換補助金の増額、巾着田維持管理事業などの費用が盛り込まれた。

 教育委員会委員の任命は、同委員の清水慶育(のりやす)氏の任期が6月30日で満了することに伴い、後任として井上三枝(みえ)氏を任命することについて同意を得たいとするもの。井上氏は高麗小学校PTA会長、日高市PTA連合会会長などを歴任している。

 このほか議会人事の関係では、議会運営委員会、総務福祉常任委員、文教経済常任委員の指名、入間西部衛生組合議会議員、広域飯能斎場組合議会議員、埼玉西部消防組合議会議員の選出が行われた。各委員会委員、各組合議会議員は次の通り。委員会の◎は委員長、〇は副委員長。

 ▽議会運営委員会=◎吉本新司、〇大澤博行、平井久美子、鈴木健夫、山田一繁、橋本利弘、安藤重男

 ▽総務福祉常任委員会=◎山田一繁、〇稲浦巖、佐藤真、平井久美子、鈴木健夫、石井幸良、森崎成喜、安藤重男

 ▽文教経済常任委員会=◎清水孝晏、〇橋本利弘、田中まどか、池田和子、大澤博行、大川戸岩夫、吉本新司、齋藤忠芳

 ▽入間西部衛生組合議会議員=平井久美子、大澤博行、山田一繁、橋本利弘、吉本新司、安藤重男

 ▽広域飯能斎場組合議会議員=池田和子、稲浦巖

 ▽埼玉西部消防組合議会議員=鈴木健夫、石井幸良