市民体育館内で整備途中のキッズルーム。室内の腰板には、間伐した西川材が使用されている

市民体育館内で整備途中のキッズルーム。室内の腰板には、間伐した西川材が使用されている

 飯能市阿須運動公園にある市民体育館と市民球場周辺で、利用者利便を高めるなどの施設整備が、施設の管理業務を市から受託している指定管理者によって行われている。

 指定管理者は、市から業務受託したNPO法人飯能市体育協会と太平洋總業サービス(株)の2者構成の「市都市公園運動施設管理運営共同事業体」。

 同共同事業体は、阿須運動公園・美杉台公園・岩沢運動公園(都市公園運動施設含む)の管理を平成26年4月1日から全面的に任されている。

 市体育協会は、飯能市民の健康づくりを推進する核組織として広く知られ、市民に馴染みが深い。一方の太平洋總業サービス(株)(本社・神奈川県)については、県内では西武プリンスドームのグラウンドキーパー業務を手掛けるなど、運動施設の管理について、高い能力と技術を備える。

 市内運動公園は、各種スポーツ団体のとりまとめや競技主催の知識を有する体協と、グラウンド管理などの実績を持つ太平洋總業がスクラムを組み、管理されている。

 ここで、新しく整備されたのは、市民体育館で玄関を入って左側のキッズルーム、同館前の芝生広場、館内トイレへのウォシュレットの取り付け、北側県道付近へのフェンス設置。

 ウォシュレットは、洋式トイレ20基すべてに設置し、キッズルームについては、子ども連れの保護者が気にすることなく館利用できるよう、託児的な場として整備した。キッズルームの面積は約35平方メートルで、内装の一部に間伐した西川材を用いたのが特徴だ。

 芝生広場は、もともとツツジなどの灌木類が植栽されていた館前緑地。施設利用者らが、グループで弁当などが食べられるよう植栽の一部を撤去、新たに芝生を植えた。近く、木製ベンチも配置するという。施設北側県道沿いのフェンスは、美化とセキュリティー対策として設置した。高さ1・2メートルで、約100メートルの延長。

 ウォシュレット、キッズルーム、フェンス設置などの費用は合算で約305万円。キッズルームは整備途中だが、同共同事業体は今後、体育館の床(シート材)についても張り替える方針という。