SとMのファブリックフレーム5種。すべてオリジナルデザイン

SとMのファブリックフレーム5種。すべてオリジナルデザイン

 ムーミン関連グッズが、飯能市の「ふるさと納税」の返礼品として好評だが、先月初めて、市内業者が手掛けた初のムーミン関連の返礼品が登場した。

 新たに追加されたのは、ムーミン基金への寄付に対して、感謝の気持ちを込めて贈られる「MOOMINファブリックフレーム」と、「MOOMINプランターケース&鉢植えセット」の2種11品目。返礼品に追加されてから約1か月だが、問合せや寄付の申込が順調に伸びている。

 同フレームは、ファブリックパネルとも呼ばれ、ムーミンの故郷北欧起源のインテリア。様々な絵やデザインが描かれた厚手の布を木枠に張り付け、壁掛けにしたり、立て掛けたりして楽しむ室内装飾品。北欧のインテリアなどが静かなブームになっている。

 宮沢湖畔にオープンが予定されているムーミンのテーマパーク「メッツァ」の運営会社ムーミン物語が、この返礼品専用にムーミンのデザイン画を制作し提供、大型特殊印刷などを手掛ける㈱サインアーテック(同市茜台)が印刷し、ファブリックフレームに仕上げた。

 SMLの3サイズ10品目で、返礼品の仲間入りをした。大きさは、S(35センチ四方)M(70センチ×50センチ)L(60センチ×140センチ)で、それぞれ、1万5000円、3万円、6万円以上の返礼品として、ふるさと納税の寄付者に贈られる。

 Lサイズでも3・7キログラムと軽く、オリジナル絵画のフレームで手軽に部屋のイメージを一新出来る。

 プランターケースは、西川材で建具・家具等を製造する㈱サカモト(同市山手町)が、西川材のヒノキで室内用木製プランターケースを製造。ケースに描かれたデザイン画は、ムーミン物語提供。中に収める季節ごとの園芸品を吉田園芸(同市下川崎)が育成する。セッで寄付額1万2000円の返礼品。

 吉田園芸が、今春最初に育成した植物は、ヘリオトロープと呼ばれるペルー原産ムラサキ科の苗2株。花の咲き始めにバニラのような甘い香りがするため、日本では別名「香水草」とも呼ばれる。同園芸では季節ごとに花苗を変える予定。

 市は、ふるさと納税という制度の趣旨から、地場産業の活性化と広報のため、返礼品への応募を市内事業者に広く呼び掛け、研究と検討を重ねてきたが、今回初めて地元飯能の生産物をムーミンの返礼品に加える事が出来た。

 市では、今後も公募を続けムーミン関連品に限らず、市内で生産される返礼品の品数を順次増やしていく方針。

 平成28年度のふるさと納税額は、7700件、概算で1億6700万円に達しており、27年度の46件約400万円を大きく上回り、およそ42倍に急膨張した。

 2月には、バリエーション3色のミニサイズリュック「Moomin×anelloⓇコラボリュックミニ」が大好評で、発表から2か月足らずしかなかった昨年度だけで160件を超えており、今年度に入っても毎日返礼品に選ばれている状態。ムーミン関連グッズの人気が、寄付額の増加を支えている。