飯能市議選、激戦制し19人が当選 投票率上がらず50・30%

午後9時過ぎから飯一小体育館で行われた開票作業

午後9時過ぎから飯一小体育館で行われた開票作業

 任期満了に伴う、飯能市議会議員選挙は、23日投開票され、翌24日午前0時過ぎに19人全員の当選が決まった。

 定数を19人にして2回目の選挙には現職17人、新人9人の計26人が立候補。定数を7人上回り、前回の平成25年以上の稀にみる激戦となり、選挙期間中、各候補ともこれまで以上に精力的に動いたが、投票率は50・30%と前回50・32%とほぼ同じ。下落傾向に歯止めは掛からなかった。

 トップ当選は中元太氏(46)。現職は17人中16人が当選、9期当選のベテラン武藤文夫氏が涙を飲んだ。有力候補が多かった新人は3人が勝利し6人は届かず、実績のある現職が新人を退けた形となった。6人の女性候補者は、5人が当選。

 今回市民に代表として選出された新議員は、市執行部の監視役としての責務を認識する一方、施策によっては、飯能発展のために市と手を携え、票の重みを受け止めて負託した市民の声を市政に届けなければならない。

 任期は5月5日から平成33年5月4日まで。当日の有権者数は6万7806人で、投票者数は3万4107人。

  各候補の得票数は次の通り。得票順、敬称略、氏名の前に当とあるのが当選者。

当 中元太  2070

当 新井重治 2049

当 野田直人 1928

当 栗原義幸 1739

当 大津力  1722

当 鳥居誠明 1663

当 加涌弘貴 1572

当 山田利子 1550

当 金子敏江 1493

当 松橋律子 1472

当 新井巧  1403

当 滝沢修  1357

当 砂長恒夫 1250

当 平沼弘  1232

当 加藤由貴夫1211

当 野口和彦 1189

当 関田直子 1187

当 内田健次 1150

当 坂井悦子 1046

  宮倉一夫 982

  武藤文夫 896

  高橋道雄 854

  木藤達哉 843

  田島亘  745

  パタソンひとみ 734

  永山隆  367