市民の代弁者誰に 飯能市議選23日投開票

市役所前で候補者の演説に耳を傾ける有権者

 任期満了に伴う飯能市議会議員選挙は、激しい戦いも22日まで。23日投開票され、19人の新議員が決まる。

 今回の選挙は現職17人、新人9人の計26人が立候補。落選者が7人も出るため、16日の告示前から激戦となった。

 開票は、午後9時10分から飯能一小学校体育館で行われ、23日中には当落が判明すると思われる。16日現在の有権者数は6万8783人(男3万4139人、女 3万4644人)。立候補者は別表参照。

 各候補とも議席獲得を目指して連日市内を走り回り支持を訴えてきたが、活動できるのも22日が最後。

 現市政に賛成、反対それぞれの立場から、区画整理事業の促進、まちづくり問題、山間5地区の振興、緑と清流の保護と活用、地域交通問題、観光振興、企業誘致・支援、子育て支援、学童保育の充実、高齢者対策、スポーツ振興などさまざまな分野で市が抱える諸課題を指摘し、候補それぞれが考える飯能の未来像などを明らかにして、市民に支持を訴えた26候補。

 有権者は、自分たちの願いや思いを市政に届けてくれる今後4年間の代弁者として、また市の行政当局の監視・チェック役として誰がふさわしいかを見極め、貴重な一票を投じることになる。

 今回の選挙戦は、世代交代、政党の影響、女性候補の当落の行方、トップ当選者、激戦区の争いなど、注目すべき点が多かったが、それが投票率の上昇につながるかが、最大の焦点とも言え、市民の投票行動が関心を集めている。