日高市は、ふるさと納税として実施している「まちづくり寄附金」について、寄付金の使い道を示す事業メニューを見直した。

 新たな事業メニューは、「ふるさと自慢のまちづくり」として▽高麗郷遠足の聖地プロジェクトを応援しよう▽高麗郷古民家を後世に引き継ごう、「思いやりのまちづくり」として▽未来を担う「ひだかっ子」をまるごと応援しよう、「活力あるまちづくり」として▽地域で活躍する人(頑張る人)を応援しよう▽高麗川駅東口整備を応援しよう──の5事業。より具体的な用途を明示して寄付を呼びかける。

 市のまちづくり寄附金は平成22年度に始まり、寄付金を全国から広く募るため、27年9月には寄付者に対する返礼品を市内のさまざまな特産品に変更。

 インターネットの「ふるさと納税ポータルサイト」を利用して24時間、全国どこからでも寄付の申し込みができるようにし、クレジットカードでの決済を導入するなど内容を大幅にリニューアルした。

 リニューアル後、全国からの寄付が大幅に増え、平成28年4月から今年2月末現在までに3838件・約9875万648円の寄付が寄せられた。27年度に寄せられた2714件・4728万1000円の寄付と比べ既に2倍以上の寄付が寄せられた。

 寄付金の使い道となる事業メニューは、28年度は環境保全や歴史・文化の継承、観光活性化などに活用する「ふるさと自慢のまちづくりに関する事業」、未来を担う子どもたちや健康・福祉支援、生涯学習推進などに活用する「思いやりのまちづくりに関する事業」、安心・安全、地域やボランティア支援、道路・公園整備などに充てる「活力あるまちづくりに関する事業」の3つを柱としてきたが、より具体的に、分かりやすく活用を図ることを目的に、事業メニューを見直した。

 ふるさと納税をめぐっては、全国的に自治体間の返礼品競争が過熱していることを受け、総務省が1日付で返礼品の調達価格を寄付額の3割以下に抑えるよう通達。近隣では所沢市が返礼品を取りやめる方針を示したことなどが話題となっている。

 日高市は、返礼品の見直し等については検討課題としているが、市にゆかりのある豊富な返礼品を取り揃えたことが寄付の大幅増の要因と捉え、まちづくりに活用できる貴重な財源として、今後も内容の充実に力を入れるとしている。

 現在の返礼品は、サイボクハム、西武酪農乳業、加藤牧場、弓削多醤油、栗こま娘本舗亀屋、サンドラ、備前屋、吉野園、むさし野園、長澤酒造、はながさ、ハイデイ日高、自家焙煎珈琲ジュリアン、四季の菓子工房シャロン、ケヤキ堂、青山工房、小林ゴルフ商事、岡村記念クリニック、スリック、ケンコー・トキナー、鳴河農園、ノア玄鳳堂、グラッツの23事業者71品目(期間限定品も含む)。1万円以上の寄付者が金額に応じて返礼品を選べるようになっている。