谷ケ﨑市長のもとに「まとい」を持参した団本部役員

谷ケ﨑市長のもとに「まとい」を持参した団本部役員

 日高市消防団(和田貴弘団長、定数161人)が、都内の日本消防会館で開かれた第69回「日本消防協会定例表彰式」で、特に優れた活動をしている10消防団に贈られる特別表彰「まとい」を受章した。

 同表彰は、優良消防団に贈られる表彰旗の受章から10年以上抜群の成績を維持し、全国消防操法大会への出場経験を持つ消防団から選ばれるもの。

 日高市消防団は昭和47年、平成12年に日本消防協会から表彰旗を受章し、平成10年には全国消防操法大会へ出場し準優勝を果たした。また、消防団員の定数を維持する充足率100%を昭和38年から53年間にわたり継続しているほか、火災をはじめ台風などの災害への迅速な対応が高く評価された。

 同消防団は、高麗村と高麗川村が合併し町制が施行されたのを機に昭和30年2月に日高町消防団として発足。平成3年に市制施行により日高市消防団と改称。同8年には埼玉西部広域事務組合が発足し消防団事務が同組合へと移った。

 平成10年に第16回全国操法大会で第1分団が準優勝。13年に現在の定数161人となり、14年に日本消防協会から緊急自動二輪車の交付を受け「赤バイ隊」が発足、15年には女性消防団員「め組」が発足した。24年に団歌制作、25年には日高市を含めた5市による埼玉西部消防組合が発足したことに伴い、消防団事務が市へ移管された。

 建物火災が発生した際は全分団が出場。現在はメール配信や防災無線を受け、出動態勢を整える。

 火災のほかにも、台風で倒木した樹木の除去などの災害対応にあたり、平成26年2月の大雪の際には団員が所有する重機などで除雪作業に協力し、早期の交通復旧に活躍した。

 日頃から防災訓練や特別点検などを通して予防活動に励んでおり、昨年の28年8月には、第29回埼玉県消防操法大会で第3分団がポンプ車の部で優勝を果たした。現在の団員の平均年齢は34・5歳。

 全国約2200ある消防団のうち、10団体にのみ贈られる特別表彰「まとい」は消防団にとって最高の栄誉として知られ、贈られたまといは全長2・1メートル、重さ9キロ。上部は純金箔、下部は純銀箔で仕上げが施されている。埼玉県内での受章は8団体目。

 後日、日高市役所で谷ケ﨑照雄市長への受章報告が行われ、ずしりと重いまといを手にした谷ケ﨑市長は、「長年にわたり地域の安心安全を守り続けてきた成果。大変おめでたい」と称えた。

 第13代団長を務める和田団長は「二度とない名誉な受章。これも長年の歴史と伝統を培ってきた諸先輩や団員の皆様のおかげと感謝している。これまで以上に一致結束し、市民からの負託に応えられるよう精進したい」と話している。

 4月23日には、埼玉医大国際医療センター創立30周年記念講堂を会場に受章記念式典が開かれる。