スマホの使用をテーマに意見を交わす中高生

スマホの使用をテーマに意見を交わす中高生

 スマートフォン等でのネットトラブル防止や自転車の安全利用推進を目的に、日高市高萩北地区で「BJプロジェクト」と呼ばれる取り組みを進めている高萩北地区青少年健全育成の会(杉山博行会長)は、高萩北中学校(秋馬信之校長)体育館を会場に、全校生徒や保護者、地域住民を対象とした「卒業講話&BJ北中サミット」を開催した。

 卒業講話では谷ケ﨑照雄市長が講師となり、卒業を迎えた3年生をはじめ生徒たちにメッセージを送り、サミットでは、高萩北中3年生と日高高校生の代表がスマートフォンの利用状況やトラブルなどについて話し合った。

 卒業講話を行った谷ケ﨑市長は、「これからに日高市」をテーマに、市の課題となっている高齢化や人口減少への対策、日和田山や巾着田など自然の魅力、新年度の重点施策として掲げた「子育て応援、教育環境の整備」「環境保全、観光・産業振興」「都市基盤・住環境整備、安心安全」「健康づくり、生涯学習」の各事業などについて語り、生徒たちに「社会人になった時、人として信用されるためには、時間を守る、約束を守る、噓をつかない。簡単なことだが、これがなかなかできない人が多い。この3つができたら、きっと信頼される大人になれる」などとアドバイス。講話後には3年生からの質問に答えた。

 スマートフォンの使用をテーマにしたサミットでは、同中PTAの江田邦彰会長がコーディネーターとなり、3年生の小柴蓮さん、下田創太さん、増島詩織さん、新田陽菜さん、松川佳奈さん、日高高校の3年・竹内優多さん、2年の大野亮さん、髙田来美さんがパネラーとして参加。

 「周りの友人がスマホを持ち始めてゲームやLINEをするようになったが、自分はガラケーだったのでその輪に入れなかった」「グループのLINEで友人の悪口が出たりすることがあった」など、スマートフォンを持ち始めて友人とのコミュニケーションに変化が生じた点や、友人同士のトラブルになりかけたこと、使い方で気を付けている点などについて自身の体験や意見を交わした。

 高萩北地区青少年健全育成の会が平成27年に立ち上げた「BJプロジェクト」は、「携帯電話やスマートフォンの普及は便利な一方、子どもたちの間で生活習慣の乱れ、学力低下、友人間のトラブルといった問題を招きがち」、また、児童生徒の自転車事故防止のために正しい自転車の乗り方やヘルメット着用を推進したいといった声をきっかけに、家庭・学校・地域がそれぞれの立場でスマホ等のネットトラブル防止や自転車の安全利用の啓発に取り組もうと、「便利(BENRI)を上手(JOZU)に使おう」の頭文字を取ってスタート。

 具体的には、県で「家庭の日」と定められている毎月第3日曜日を「BJの日」とし、▽携帯・スマホ・ゲームの使用を控える▽家庭内で交通安全や携帯・スマホ・ゲーム利用について話し合う▽自転車の整備・点検をする──の3項目の実践を呼びかけている。