飯能市議会の特別委員会「議会改革特別委員会」(椙田博之委員長)は、平成26年3月に付託された案件「議会改革」について調査終了したことから、同市議会規則に基づき、3月3日付けで砂長恒夫議長に調査報告書を提出した。

 議会改革特別委は、同議会の改革について必要な調査・研究を行い、議会改革をさらに推進するとともに、市民に身近で開かれた議会を目指すため、平成26年3月定例会で設置された。

 地方分権時代に対応した議会のあり方、議会機能の強化、議会運営の効率化などについて、22回にわたって膝を交え、その成果として27年と28年の3月定例会ではそれぞれ中間報告を行っている。

 飯能市議会については、ペーパーレス化、事務の効率化などを図るため、他自治体に先駆けていち早くタブレット端末を導入。

 今後もIT分野に力を入れた議会改革を推進していくことで一致しており、その一環として、行政視察資料の提供について紙媒体資料から、同端末を使用しての資料閲覧に変更、視察終了後に先方の議会事務局にデータを送付する方法も定めた。

 平成24年度の同端末導入後、同市議会を行政視察した自治体は全国243自治体となり、延べ人数で約1740人を受け入れた実績がある。

 ペーパーレス化の取り組みとしては、議案書も対象にし、執行部との協議を重ね、予算書、決算書なども含めてデータ化し、クラウドシステム利用による閲覧を可能にした。

 議場改修、決算特別委員会の見直し、議会基本条例の見直し、駿河台大学と市議会との連携、会期日程の変更などについても調査・研究。このうち、駿大との連携については「議会改革を推進する中で、今後、政策立案の機能強化を図るためには、具体的な政策課題を議員として深める必要があり、専門的知見と連携を図ることは大きな意味を持つことから、今後の研究課題」とした。

 最終報告では、「二元代表制の一翼を担う議会としての責務を果たし、今後も市民に信頼される議会を目指し、継続して議会改革の推進を図り、豊かな市民生活と市政発展に寄与していくため、不断の努力を重ねていく所存」としている。

 議会改革特別委員会のメンバーは次の通り。敬称略。

 ▽委員長=椙田博之▽副委員長=野口和彦▽委員=栗原義幸、中元太、新井巧、金子敏江、内田健次、平沼弘、鳥居誠明、武藤文夫