「患者さんファーストの気持ちで」 飯能看護専門学校卒業式

増島校長から卒業証書を受け取る生徒

 看護師を目指す生徒たちが通う飯能看護専門学校(増島宏徳校長)の平成28年度卒業式が同校講堂で挙行され、高等看護科第30回生42人、准看護科第34回生48人が思い出を胸に看護の道へ一歩踏み出した。

 式典では高等看護科、准看護科の各卒業生の名前が1人ずつ読み上げられ、各科の代表者が増島校長から卒業証書を受け取った。

 また、優れた成績を修めた学生に学校長賞、県医師会長賞、飯能地区医師会長賞、努力賞、皆勤賞なども授与された。

 増島校長は「私がまず皆さんにお願いするのは、どんなときも患者さんの立場に立った看護師としての思いやりを持つということ。患者さんが求めるのは、人間性豊かで愛情に溢れ、親身に対応してくれる看護師さん。患者さん本位、患者ファーストをいつも心に留めておいてほしい。また、プロフェッショナルとしての自覚を持ち、いつもフラットな気持ちで患者さんをサポートしてあげて下さい。これからが、皆さんの看護人生の始まり。看護師さんは、患者さんを担当するたびに自身の経験が増え、勉強になる。全く同じ患者さんはいないので、経験を積み重ね勉強することを続けて下さい」と激励。

 来賓として、県医師会の金井忠男会長の代理で小川晃男理事、内沼博史県議、県看護協会の粕谷文子教育課長が祝辞を述べた。