市の一大行楽地として知られる巾着田

市の一大行楽地として知られる巾着田

 日高市は、巾着田を中心とした高麗郷一帯を「遠足の聖地」として県内や都内の小学校へ広くPRするため、今年度中に巾着田内に散策路として芝の植栽を行い、約2100校へのニーズ調査に基づいた遠足モデルルートを設定し各校へ「遠足企画書」として送付する。

 29年度には、4月8日の菜の花まつりで「遠足の聖地宣言」を行った後、木製トラス橋「あいあい橋」やログトイレの改修、高麗郷古民家の裏山整備、日和田山の整備などを計画。子どもたちを通じて幅広い年代に市の魅力を伝え、移住・定住促進も見据えたプロジェクトとして力を注ぐとしている。

 巾着田は四季折々の花や高麗川の川辺など変化に富んだ表情を持ち、散策や休憩に最適。また、近くにある日和田山は山頂まで子どもの足でも1時間弱で登ることができることから、春から秋にかけて県内や都内の小学校から多くの児童が遠足に訪れている。

 巾着田管理事務所で受け付けた遠足の申し込み件数は、平成26年度は120件・1万1397人、27年度は145件・1万5055人。市担当者は「数字は申し込みのあった件数の集計であり、実際にはもっと多くの学校が訪れているのでは」と推察する。

 そこで市は、「都市近郊でありながら自然に恵まれた本市をPRすることにより、多くの小学校に遠足や校外学習の場として選んで頂き、訪れた子どもたちが家族と再び遊びに訪れてもらい、当市への移住・定住促進につながれば」として、今年度、遠足の聖地プロジェクトを計画した。

 今年度の主な事業としては、巾着田の堤の内側に散策路として野芝を整備。現在、業者が決定し準備を進めている。また、都内・県内にある約2100校の小学校を対象に遠足に関するニーズ調査を実施し、内容を分析。結果を反映させた遠足モデルルートを設定し、遠足企画書を作成し各学校へ送付するとしている。

 29年度には、4月8日の菜の花まつり会場で遠足の聖地宣言を行い、横断幕やパンフレット等のPRグッズを制作。巾着田内の施設整備として、木製トラス橋「あいあい橋」の老朽化した床板とそれを支える根太の全面張替え、ログトイレの老朽化した便器の交換や外壁塗装、高麗郷古民家裏山整備として枯損木の伐採、間伐、遊歩道の整備、鯉のぼり購入、日和田山整備事業として間伐、山道整備、案内看板設置、このほか、駒高公衆トイレ改築工事を行う。

 29年度に実施する事業の予算は総額6528万1000円。財源はまちづくり基金3600万5000円、緑の基金300万円、県補助金1000万円、曼殊沙華公園の入場料等収入と一般財源が1627万6000円を予定している。