飯能市議会(砂長恒夫議長)は7日、同市(大久保勝市長)からの依頼を受け全員協議会を招集。16日開催される平成29年第1回の3月定例会を前に、市執行部が平成29年度実施予定の目玉施策や、市議会に提案する条例案の説明を行った。

 「発展可能性都市」から「発展都市」への飛躍の年とするための372の実施計画事業を含む「第5次飯能市総合振興計画実施計画」(平成29年度から31年度)、ふるさと納税の寄附状況と基金別の内訳、市全体の公共交通のあり方について考える市地域公共交通対策協議会の設置、0歳児おむつの無償化事業、市内建設業者の育成を図るため、市内業者へ発注する簡易公募型指名競争入札の対象額を3000万円未満から5000万円未満への変更、補助金等の拡大などを行う創業支援事業の拡充、市職員による鳥獣被害対策隊の設置、市役所窓口にタブレット端末を配置し、聴覚障害者向けの遠隔手話や代理電話などの意思疎通支援の実施、国道299号(台・飯能工区)の進捗状況についてなどの重点施策が次々説明された。

 また、提案議案は、市職員の育児休業等勤務時間、休日及び休暇に関する条例の改正案や、市職員の給与に関する条例の改正案、市税条例等の改正案、「農のあるくらし」を推進するため、開発許可等の基準条例の改正案など6議案の概要が明らかにされた。

 第5次総合振興計画は、飯能市から始まる日本の創生を目指し、実現の加速化に向けて積極的な転換を図るもの。市民・事業者・行政の協働による「オール飯能」体制で様々な事業を推進する。

 重点施策は、シンボルプロジェクト(戦略プロジェクト)と位置づけられ、「オンリーワンの森林文化都市創造」「交流・賑わいによる経済好循環創造」「子ども、若者の夢・未来創造」「グローバルなシティプロモーション推進」の4プロジェクトに分けられ、実施が図られる。

 主なものとして、生ごみ処理器はんのうキエーロ購入費補助制度の創設、移住促進のため飯能住まい制度を利用して住宅取得した場合の補助制度の創設、景観の維持保全を推進するための施策が実施しやすくなる景観行政団体への移行、ムーミンのテーマパーク「メッツァ」が開園する宮沢湖周辺のアクセス向上、あけぼの子どもの森公園や、飯能河原・天覧山周辺のリニューアル事業、私立幼稚園を助成し認定こども園への移行支援、各種情報メディアなど民間事業者も活用し、市の魅力的な「宝物」を積極的にPRする戦略的シティプロモーションなどの新規事業が盛り込まれている。

 市では、3月定例市議会で承認され次第、各種施策の実施を推進する。