7月開通を目指し整備が進む台・飯能工区

7月開通を目指し整備が進む台・飯能工区

 国道299号線の日高市台から飯能市飯能まで、約1・5キロにわたり整備が進められている「台・飯能工区」が、今年7月にも開通する見通しだ。

 現道は歩道のない場所や大型車のすれ違いが困難な場所が点在し、安全面の問題が指摘されていた。

 現道東側の山中を切り開いて迂回する大規模なバイパス工事は平成17年度に着手し、用地買収と整備が進められてきた。

 大沢堀川への架橋工事もほぼ完了し、これまで(仮称)大沢堀橋としていた橋の名称も地元の希望を踏まえ「台大橋」に決定した。

 3日には日高市選出の小谷野五雄県議が現地を視察に訪れ、飯能県土整備事務所職員が「今年7月開通を目指す」と説明した。

 西武鉄道武蔵丘車両検修場、瀧不動尊、広域飯能斎場などのある現道を迂回して台地内から新武蔵丘ゴルフコース入口へと抜ける同工区は、延長1540メートルのうち、1040メートルが日高市、500メートルが飯能市。

 幅員は12・5メートルとなり、うち車道部分は7・5メートル、両側に2・5メートルの歩道が整備される。車両の制限速度は50キロを予定している。

 台の大沢堀川に架かる橋長93メートルの台大橋は、平成24年度に橋台・橋脚が完成し、平成27年度から上部工の建設を進めてきた。橋の名称については、地元自治会のアンケートにより、最も希望の多かった台大橋に決定した。

 今後は橋から南側の飯能方面の整備を進めるともに、飯能、日高それぞれの現道との接続部分、ゴルフ場へつながる道路との分岐部分などを整備し、7月に開通を迎える予定だ。

 国道299号は圏央道、国道16号、同140号とネットワークを形成し県西部地域を支える重要路線。道路改良については、飯能市内では平成18年に飯能狭山バイパス、同27年に吾野トンネルが完成。日高市内では27年3月に久保から台まで延長900メートルの拡幅工事が完了し、カーブで見通しの悪い箇所や幅員の狭い場所が改良された。

 台・飯能工区の現道は、大型車が頻繁に行き交う反面、歩道がなく幅員の狭い部分が点在し、安全面で長年の懸案事項となっていたことから、整備にあたる飯能県土整備事務所は「地域の関心も高い区間。整備完了により安全確保につながる」としている。

 進捗状況を視察した小谷野県議は、「県議初当選以来、整備推進に向け予算獲得に努力してきたが、ようやく開通を迎えることになり感無量。特に用地買収にご協力頂いた皆さんには大変感謝している。開通後は、これまでの安全面の心配が解消され、重要路線としての利便性が高まることを期待している。工事をスムーズに進め7月完成をお願いしたい」と話している。